とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

岡崎も乾もしっかりと役割を果たしていたと思うが、二人が交代した後でゲームは決まった。

 ブンデスリーガ第12節、12位マインツ対15位フランクフルトの対戦。マインツは前節、アウクスブルク相手に超守備的なサッカーをしたが敗戦、今節は普通に4-2-3-1に戻し、岡崎はこのところの定位置ワントップで先発した。一方フランクフルトはELも含めて3連敗中。リーガでも6戦勝利から遠ざかっている。バルネッタの加入以降、先発から外されていた乾だったが、このゲームではバルネッタが右SHに入り、乾は左SHで先発した。
 前半2分、スルーパスにCF岡崎が飛び出すがオフサイド。フランクフルトも3分、バルネッタのCKにOHマイアーがヘディングシュート。バーを叩く。両チーム、積極的に攻め合うサッカー。9分、マインツはOHシムリンのキープから右ポスピェフがシュート。サイドネットにかける。フランクフルトも10分、OHマイアーのシュートからのCKにCBルスがフリックしてCFカドレツがヘディングシュート。だがお互いゴールが遠い。
 20分、フランクフルトが左SBオチプカのクロスのこぼれをCHローデがシュート。マインツも21分、OHシムリンから岡崎に渡ったところで、CBルスが倒す。パクチュホのFKにCBノベスキがヘディングシュート。GKトラップがセーブする。そして22分、右SBポスピェフのクロスにCF岡崎が抜け出し、GKと一対一。だがGKトラップの飛び出しが速い。シュートはGKに当ててしまう。惜しい。左SH乾も24分、右SHバルネッタの縦パスを受けて、反転からミドルシュートを放つ。
 ショートカウンターで攻めるマインツの攻撃に対応し、岡崎が何度もいいタイミングで飛び出していく。一方の乾はドリブル突破の場面は少なく、全体の組み立てに参加して、パスを回していく。29分、CHガイスのCKにCF岡崎が飛び込むが、抜けて左SH乾がクリア。これを右SBポスピェフが拾いミドルシュート。GKトラップがナイスセーブを見せる。
 30分にはCHローデのスルーパスに左SH乾が抜け出し、PA内に入っていくが、右SBポスピェフが身体を当てて二人して倒れる。しかしPKならず。31分、左SH乾がCFカドレツに向けてクロスを入れるが、DFがクリアした。45分、OHシムリンの縦パスにCF岡崎が競り合って、戻ったところを左SHマッリがスルーパス。右SHポルターがシュートを放つが、枠を外した。
 両チーム、ゴールは遠いが、よく闘い攻め合う。前半はスコアレスのまま終えた。
 後半1分、CF岡崎が起点となり、左SHマッリのクロスに右SHポルターがシュート。またもGKトラップがナイスセーブ。フランクフルトも4分、CHフルムから右に展開、右SHバルネッタがシュート。GKカリウスがナイスセーブ。はね返りをもう一度バルネッタがシュート。またもGKカリウスがナイスセーブ。GKカリウスは前節、正GKのミュラーがケガで交代。代わりに入ったGKもレッドカードで退場となり、急遽今節起用された若干20歳の第3GKだったが、落ち着いたプレーを披露した。6分、右SHバルネッタのスルーパスからCFカドレツのシュートもGKカリウスがファインセーブした。
 19分には左SH乾がミドルシュート。フランクフルトが攻める場面が多いが、マインツショートカウンターで隙を窺い、互角の展開。16分にはマインツがOHシムリンに代えて、左SHシュポモティングを投入した。すると24分、CHガイスのFKにシュポモティングがヘディングシュート。さらに27分、CF岡崎の落としから左SBパクチュホがスルーパス。右SHポルターがシュートを放つが、またもGKトラップがファインセーブを見せた。
 この時間帯、マインツが攻勢。だが28分、OHマッリに代えてパーカー、30分には左SH乾がローゼンタールに交代。また36分には岡崎もサラーに交代させられる。すると疲れからかお互い攻めが単調になり膠着状態。それでも43分、CBベルの縦パスに右SBポスピェフが左SHローゼンタールをかわして抜け出すと、そのまま駆け上がりクロスに左SHシュポモティングがヘディングシュート。ついにマインツがゴールを挙げる。乾が残っていたらポスピェフは抑えられただろうか。乾、岡崎とも交代した後のゴールだった。
 アディショナルタイムには右SHポルターのミドルシュートをGKトラップがファインセーブ。最後までGKトラップは好プレーを連発したが、残念ながら0-1で敗戦。フランクフルトは連敗から逃れることができなかった。しかし岡崎、乾ともそれぞれの特徴はよく出している。フランクフルトももっと乾を信用していればもう少し何とかなったかも。二人にはこの調子をこのままキープしていってほしい。