とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

長友が先制点を許すミス。取り返すゴールを挙げるも、ナポリのカウンターに屈してインテル敗戦。

 セリエA第16節、3位ナポリ対4位インテルの対戦。ケガ明けで先発した長友のプレーを久し振りに観た。序盤は互角の戦い。6分、CHカンビアッソのフィードにCFパラシオが抜け出しヘディングシュートを放つがオフサイド。7分にはCKから左WB長友がつないで左SHアルバレスのクロスにCHカンビアッソミドルシュートインテルが積極的に攻めていく。
 ところが9分、ナポリのCHインラーからのフィードを左WB長友がヘディングでクリア。これがゴール正面に飛び、CFイグアインボレーシュート。長友のミスからナポリが先制した。11分にはCHジュマイリのスルーパスからOHメルテンスがシュート。GKハンダノビッチがセーブ。インテルも15分、CKから長友が中に切れ込んでミドルシュート。さらに17分、左WB長友のドリブルからOHグアリンが落として飛び出す右SHテデールに向けて長友がスルーパス。惜しくもオフサイドになるが、インテルが積極的に攻めていく。22分にはCFパラシオのポストプレーからOHグアリンミドルシュート
 インテルがパスをつないで攻める時間が長いが、ナポリの寄せも速く、奪うと攻守の切り替えも早くカウンター攻撃。25分、OHメルテンスの縦パスをCFイグアインが右に流し、右SHインシーニェがシュート。ポストを叩く。
 30分、テデールのFKにCFパラシオが抜け出しシュートを放つが、枠を外す。そして35分、OHグアリンがドリブルで縦に突破すると、クロスにCFパラシオがスルー。アルバレスもつぶれてファーからCHカンビアッソがシュート。ついにインテルが同点に追い付く。
 ところが39分、カウンターからOHメルテンスが右に展開。CFイグアインがダイレクトでスルーパス。CHジュマイリがボールを収めてキープすると、走り込んだメルテンスがシュート。あっという間に再び突き放す。さらに41分、ドリブルで持ち上がったインテルのCBカンパニャロに3人でプレッシャーをかけてボールを奪うと、左SHインシーニェがドリブルからスルーパス。OHメルテンスのミドルシュートはGKハンダノビッチが弾いたが、そこにCHジュマイリが走り込み押し込んだ。ナポリがさらに突き放す。3-1。
 インテルアディショナルタイム2分、CBカンパニャロのクロスを受けてOHグアリンが前に持ち出しクロス。GKラファエルが弾いたボールに左WB長友が詰めてシュート。インテルが前半のうちに1点を返し、3-2で前半を終えた。
 後半も同じような展開。4分、インテルが左SHアルバレスのクロスで攻め込んだクリアを右SHインシーニェが拾ってドリブルからOHメルテンスがスルーパス。CFイグアインが抜け出すが、CBロランドが足を伸ばしクリア。10分には左WB長友の縦パスをCFパラシオが落として長友がミドルシュート。GKラファエルがファインセーブで防ぐ。19分にも左WB長友のスルーパスに抜け出した左SHアルバレスがクロス。DFのクリアを長友が受けるとそのままライン際を抉るドリブル。クロスを入れるがGKとDFでクリアした。
 長友は先制点を献上したシーンはまずかったが、後は積極的にプレー。左サイドからよく攻撃に参加してリズムを作っていた。21分にはCFパラシオのクロスにOHグアリンがシュート。GKラファエルがナイスセーブを見せる。ところが26分、ナポリの選手に寄せていった左SHアルバレスが痛恨のハンド。2枚目のイエローカードを示され、退場してしまう。その後もインテルが積極的にパスをつないで攻めていくが、どうしても1枚足らない。
 すると36分、右SHインシーニェのクロスを左SHカリェホンが押し込みゴール。ナポリが4点目を入れてインテルを突き放した。その後も39分、左SHカリェホンのクロスからOHメルテンスがシュート。45分、途中出場左SHアルメロのクロスを右SHカリェホンが落とし、OHジュマイリがミドルシュートアディショナルタイムには途中出場のOHパンデフがCBラノッキアに倒されPK。これをパンデフが自ら蹴ったが、GKハンダノビッチが意地のファインセーブ。ゴールは許さず、結局そのまま4-2でナポリが勝利した。
 これでインテルは5位後退。次節はミラノダービー。絶対負けられないゲームだ。長友は先制点のミスはあったものの終始落ち着いてプレー。ゲームを通して左サイドで安定したプレーを披露した。ミランダービーが冬の移籍期間後であれば本田と長友のマッチアップが見られたかもしれない。そう思うと残念だが、楽しみは来年に残しておいて、まずは長友の活躍でミランを撃破しておこう。ミランダービーを楽しもう。