とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ミラノダービーも今や凡戦カード。本田が加入すれば変わるだろうか?

 先週末に行なわれたミラノダービーを観た。5位ながら4戦勝ちなしのインテル対負傷者続出で10位に沈むACミランの対戦。インテルアルバレスが出場停止。左SHにサネッティを起用した。ミランバロテッリとカカの2トップにトップ下はサポナーラ、アンカーにデヨングを置き、左右のCHにムンタリとポーリ。
 インテルが8分、左WB長友のドリブルからCFパラシオがミドルシュートを放てば、直後にはミランもOHサポナーラのドリブルからFWバロテッリがシュート。序盤はインテルが攻勢をかけるが、10分位からミランがペースを掴んでくる。10分、右SBデシーリョのクロスをFWカカが落とし、FWバロテッリミドルシュート。11分にはFWカカがミドルシュート
 カカはFWとは言っても中盤まで下がって自由に動き、バロテッリが実質ワントップ。15分、インテルのOHグアリンミドルシュート。22分、ミランのCHムンタリミドルシュート。お互い遠目からミドルシュートを放つばかりで、なかなか決定的なチャンスが掴めない。24分、OHグアリンのドリブルから右SHテデールのクロスに左WB長友が走り込み、ヘディングシュート。長友は28分にも中に切れ込んでミドルシュートを放つ。
 だがお互い攻撃が単調。DF陣が余裕を持ってはね返す。30分、カカのCKをGKハンダノビッチが弾くと、CBボネラのボレーシュートは空振り。右CHポーリがシュートを放つが、枠を大きく外した。その後もミランが攻めていく。33分にはCHムンタリミドルシュートインテルアディショナルタイム2分、テデールのFKにCHカンビアッソがヘディングシュートを放つが、ポストの左に外した。前半はスコアレスのまま終わった。
 ミランは後半頭から左SBコンスタンをエマニュエルソンに交代する。5分、右WBジョナタンのクロスをCBカンパニャロがヘディングシュート。インテルは後半序盤、CBカンパニャロが積極的に上がっていく。だがミランもすぐに押し返す。8分、CHムンタリのスルーパスにCFバロテッリが抜け出しシュート。GKハンダノビッチがナイスセーブ。10分にもCHムンタリのクロスにCFバロテッリがシュート。だが枠を外す。バロテッリも調子が悪そうだ。
 インテルは12分、テデールに代えてコバチッチを投入。21分、左WB長友が積極的にミドルシュート。左SHにサネッティが入り、長友はいつも以上に高い位置を取って、積極的に前線まで攻撃参加。だが23分、サネッティが交代。クズマノビッチを投入。23分、カカのFKにCFバロテッリがシュート。27分、バロテッリのFKも枠を外す。やはり元気がない。31分にはサポナーラをFWマトリに交代。カカがOHに下がる。右WB長友は35分にも中にドリブルで切れ込んでミドルシュート。さらに36分、右WB長友のドリブルからスルーパスにCFパラシオがシュート。GKアッビアーティが弾くが、OHグアリンがライン際で拾ってクロス。長友が飛び込むがわずかに届かない。DFそしてGKアッビアーティが抑え込んだ。
 37分、CHカンビアッソに代えてFWイカルディを投入。カンビアッソがキャプテンマークを長友の腕に巻き付ける。インテルに入って初めて長友がゲームキャプテンを務めた。そして41分、左WB長友から大きくサイドチェンジ。右WBジョナタンのスルーパスからOHグアリンのクロスにCFパラシオが走り込んでヒールでシュート。これが決まりゴール。ようやくインテルが先制点を挙げた。長友もゴール前に詰めて、DFの注意を分散した。アディショナルタイムにはCHムンタリがレッドカードで退場する場面もあり、両チームの選手が一時エキサイトしたが、結局そのままタイムアップ。インテルが1-0で勝利した。
 それにしてもミラノダービーと言うには寂しい内容だ。特にミランは絶不調。カカがチームにフィットせず、バロテッリも集中力を欠いている印象。迫力がない。これで本田が加入すれば変わるのだろうか。次節アタランタ戦はいよいよ本多デビューのゲームが見られそう。すぐには無理でも、次のミラノダービーまでにはチームに溶け込んで面白いゲームを見せてほしい。こんな凡戦ダービーは見たくない。