とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アーセナル、堅実なプレーでフラムを破り、首位を守る。

 久し振りにアーセナルのゲームを観た。年末から少ない勝点の中に数チームがひしめき優勝争いを続けるプレミアリーグ。その中で4連勝と勝ち続け、首位を守るアーセナルウォルコットが今季絶望の負傷、今シーズン絶好調でチームを引っ張ってきたラムジーの負傷も長引く中、カソルラポドルスキが戻ってきた。エジルとジルーが攻撃をリードし、フラミニとコシエルニが守備面で好調なチームを支えている。
 序盤からアーセナルが圧倒的に攻め立てる。4分、右SHグナブリーの縦パスをOHエジルが落とし、CHウィルシャーのスルーパスエジルが抜け出す。シュートはうまく当たらずDFがクリアした。その後もアーセナルが一方的にボールをキープして、パスを回しチャンスを窺う。17分、OHエジルからCFジルーの落としを右SHグナブリーがミドルシュート。21分、右SHグナブリーのスルーパスにCFジルーが走り込み、シュートを放つ。だがパスを回すものの無理はしない。あわてずフラムの守備のほつれを待つ。
 フラムは25分、左SHカチャニクリッチのミドルシュートが初シュート。26分、CFベルバトフのクロスを右SBサーニャがクリア。これを拾ったCHシドウェルが強烈なミドルシュート。GKシュチェスニーがファインセーブで弾き出す。アーセナルも38分、カソルラのFKのこぼれを右SBサーニャがシュート。GKスケレテンブルクがファインセーブを見せる。
 30分過ぎ位からアーセナルのプレスが弱まり、安易なパスミスが増えてくると、フラムもCFベルバトフポストプレーを軸にパスを回し出す。42分には左SHカチャニクリッチからのフィードをCFベルバトフが受けて、ボールキープから絶妙な落とし。駆け上がったカチャニクリッチがGKと一対一になるが、トラップが大きくGKシュチェスニーにセーブされた。
 前半はアーセナルが圧倒的に攻める展開のまま、スコアレスで終えた。
 後半3分、右SHデジャーガのCKをCFベルバトフが折り返し、クリアにCBバーンがヘディングシュート。何とかDFが弾き返す。その後はまたアーセナル・ペース。一方的に押し込むも、フラムがパーカーとシドウェルのCHを中心に中央を固めてゴールを許さない。9分、右SHグナブリーが単騎ドリブルで突破、シュートを放つがGKステレケンブルクがセーブ。11分にはカソルラのFKから右SBサーニャが飛び込みシュート。ライン上でDFがクリア。CBコシエルニのシュートもポストを叩く。さらに右SHグナブリーがシュート。DFがブロックする。
 しかしさらに攻め立てるアーセナル。そして12分、左SHカソルラの縦パスをCFジルーが受けて左に展開。CHウィルシャーのクロスにカソルラが走り込みシュート。ついにアーセナルが先制点を挙げた。
 これで、反撃をせざるをえなくなったフラムのプレスがやや緩くなる。すると17分、左SBモンテアルのクロスのクリアを左SHカソルラがDFの股を抜くシュート。追加点を挙げてフラムを突き放す。
 26分にはグナブリーに代えて、ようやく負傷が癒えたポドルスキを投入。27分、左SHポドルスキがドリブルで前に運び、CHウィルシャーが左に流して、ポドルスキがシュート。さらに29分にはポドルスキの強烈なミドルシュートがゴールを襲う。GKステレケンブルクがわずかに触ってポストを叩く。
 41分、アーセナルエジルに代えて、ポドルスキ同様、負傷が癒えたばかりのオクスレードチェンバレンを投入。アディショナルタイム1分、左SHカサミのスルーパスに途中出場のFWベントが抜け出し、GKをかわすが流し込むだけのシュートは枠を外す。さらには右SHオクスレードチェンバレンがヘディングシュートを放つシーンもあり、またフラムも左SHカサミのFKや右SHデンプシーのミドルシュートなどでゴールに迫るが、ゴールは決まらず。結局このまま2-0でアーセナルが勝利した。
 前半、圧倒的に攻め立てるもリスクを避けたゲーム運びで大丈夫かなと思わせたが、後半にしっかり2得点。寄せ付けぬ強さでアーセナルが堅実に首位をキープした。しかし2位マンC、3位チェルシーもわずかな勝点差で追いかけて、引き続き熾烈な首位争いが続く。まずは今節、マンUチェルシーの結果が楽しみだ。