とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

岡崎は動きにキレと粘りがあって好調をキープ。ゲームは押され気味のマインツが逆転勝利。

 ブンデスリーガが再び始まった。今シーズン、マインツに移籍して好調をキープする岡崎がまたゴールを決めた。どんなプレーかなと観戦した。
 前半序盤は互角の展開。11分、シュツットガルトのCHライトナーから左に展開。左SBラウシュのクロスをFWイビシェビッチがヘディングシュート。GKカリウスが弾き返すが、FWアブディッラウーが押し込んだ。シュツットガルトが先制。
 シュツットガルトは中盤のプレスが速く、マインツは中盤から前線になかなかパスが出ない。岡崎も孤立する。15分、右SBポスピェフのクロスにFW岡崎がヘディングシュート。枠を外したが、これがマインツの初シュート。18分にはシュツットガルトの右SB酒井高徳が右サイドを駆け上がり、切り返しからシュートを放つ。
 岡崎はよく前線で動き回り、縦パスを受けては粘り強く収めて、ファールをもらう。だが、ゴール前まではなかなか迫れない。24分、CHガイスのCKに酒井のマークを振り切ってFW岡崎がヘディングシュート。26分にはシュツットガルトのCKからFWアブディッラウーのシュートを岡崎が身体を張る。
 そして39分、左SBパク・チュホからのフィードにFW岡崎が走り込み、CB二人をボールをはね上げてかわしボレーシュートを放つ。ここは枠を外したがその直後、GKからつないだボールを右SB酒井がサイドチェンジのパス。これをマインツの右SHモリッツがカットすると長いスルーパス。FW岡崎がラインぎりぎりで抜け出すと、飛び出したGKの手前でヘッドで持ち出し、岡崎を追った右SB酒井とGKウルライヒが交錯して倒れると、フリーとなった岡崎が落ち着いてゴールに流し込んだ。マインツが同点に追い付く。前半は1-1で終えた。
 後半は序盤、ダイレクトやワントラップのパスをポンポンとつなげて攻めていったマインツだったが、シュツットガルトのプレスの前に次第に勢いが失せ、互角の展開になってくる。12分、シュツットガルトがCHゲントナーの縦パスをFWイビシェビッチから左に展開。左SHマクシムのクロスにイビシェビッチがシュート。しかし枠を外す。
 押されるマインツは14分、OHマッリに代えて韓国代表のク・チャジョルを投入。左SBにはディアスを投入し、パク・チュホを左SHに上げた。すると16分、OHク・チャジョルの縦パスをFW岡崎が左に展開。左SBディアスがクロスを入れるが、FWミュラーの前でDFがクリア。
 シュツットガルトも19分、攻撃力のある両SHトラオレとベルナーを投入する。すると24分、左SHトラオレがミドルシュート。さらに25分、CKからCHゲントナーがヘディングシュート。GKカリウスがファインセーブを見せる。26分にはFWイビシェビッチのスルーパスにFWアブディッラウーが抜け出しかけたところを、右SBポスピェフが足を引っ掛けて倒す。PAラインぎりぎりのFKはイビシェビッチが蹴るが、わずかにバーの上。さらに35分、右SB酒井高徳が右サイドを駆け上がり、切り返しからクロスを入れるが、DFがクリアする。37分には左SHトラオレがドリブルで駆け上がり、ミドルシュート。GKカリウスがファインプレーで弾き出す。
 シュツットガルトが押し気味のまま時間が過ぎていく。そして42分、FW岡崎が下がってDFに囲まれながら粘って落とすと、OHク・チャジョルがつないで、38分途中交代の右SHサラーが中盤に戻す。左SHパク・チュホが右サイド前方にサイドチェンジ気味にロングパスを入れると、右SHサラーが走り込みシュート。これが決まり、押され気味だったマインツが勝越し。そのまま押し切ってマインツが勝利した。
 ホームの声援を背に終始押し気味だったシュツットガルトだったが、決定力でマインツが上回った。中でも岡崎の存在感は大きい。運動量、動きのキレ、ポストプレーの粘りとキープ力、そして決定力。同点ゴールだけでなく、逆転ゴールも岡崎の粘りが起点となってゴールにつながった。これで得点数は9点とリーグ4位。さらにゴールを積み上げ、自信を積み重ねていってほしい。W杯までこの調子で突っ走れ。