とんま天狗は雲の上

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3位チェルシーがリーグ最多得点の首位マンCを完封。勝ち点差で並ぶ。

 熾烈な首位争いを繰り広げるマンCとチェルシー、そしてアーセナル。前節アーセナルがドローでマンCが首位に躍り出たが、3チームの勝ち点差はわずかに3。今節は首位マンCが3位チェルシーをホームで迎え撃つ。
 序盤、ホームのマンCが積極的に攻めていく。3分、CHヤヤ・トゥーレのスルーパスにFWネグレドが抜け出してシュート。10分、左SBコラロフのクロスにCHトゥーレが飛び込むが、わずかに届かない。
 マンCはアグエロが負傷欠場でFWにネグレドとジェコを並べてきた。またフェルナンジーニョの負傷でCHにはデミチェリスをY.トゥーレと並べる。一方、チェルシーもCHにダビドルイスと新加入マティッチを並べ、ラミレスを右SHに上げる守備的な布陣で対抗する。
 マンCが押し込んでいくが、チェルシーも厳しい守備で守り、アザールを中心にカウンター攻撃で攻める。16分、右SHヘスス・ナバスのクロスにCHトゥーレがダイレクト・シュート。わずかに枠の外。18分、右SHナバスからCHトゥーレがドリブルで押し上げ、左SHダビド・シルバがシュート。わずかに左に外れる。チェルシーも27分、OHウィリアンが下がってボールを奪い、4人対1人のカウンター攻撃。ドリブルで上がって左に流し、ラミレスがシュートを放つが、GKハートがファインセーブで防いだ。
 マンCは右サイドから、右SHヘスス・ナバスと右SBサバレタの仕掛けで攻め込むが、チェルシーの中央の守備は堅い。ことごとく弾き返していく。32分、左SHアザールが左サイドから中にボールを運び、右SHラミレスに預けてさらに右へ。右SBイバノビッチが縦に入れたパスをアザールが受けてクロスを入れると、ラミレスがシュート。CBコンパニーがブロックするが、弾いたボールを右SBイバノビッチボレーシュート。これが見事に決まり、チェルシーが先制する。
 36分には左SHアザールミドルシュート。GKハートがファインセーブで弾き返す。マンCは41分、ナバスのCKにFWジェコがシュート。チェルシーも44分、左SHアザールのクロスにCFエトーのシュートはポストを叩く。激しい攻撃の応酬だったが、マンCが攻め切れず、チェルシーの1点リードで前半を終えた。
 後半2分、マンCは右SBサバレタのクロスにFWジェコがヘディングシュート。チェルシーも4分、左SHアザールのドリブル、CHダビドルイスの持ち上がり、OHウィリアンのシュートと攻め立てる。6分、右SHナバスの仕掛けからクロスをFWジェコが落とし、CHトゥーレがシュート。わずかに左に外れる。チェルシーも8分、CHマティッチがミドルシュート。バーを叩く。
 ゴールが遠いマンCは12分、FWネグレドに代えてヨベティッチを投入。ヨベティッチが積極的に動き回り、攻撃のリズムを変える。だが攻め切れない。22分、OHウィリアンのCKにCBケーヒルがヘディングシュート。ポストに弾かれる。直後、マンCも右SHナバスを追い越した右SBサバレタのクロスにFWジェコがシュート。当たり損ねてファーサイドに転がる。FWヨベティッチのクロスはDFがクリアする。
 28分、ダビド・シルバがFK。GKチェフがファインセーブ。30分、左SBコラロフのクロスに左SHシルバが走り込みシュート。だが枠に入らない。必死に攻めるマンC。落ち着いて守るチェルシーアディショナルタイムにはミケル、デンバ・バと投入し、時間を稼ぎつつ守備を固めるチェルシーアディショナルタイム3分のFWヨベティッチのシュートもGKチェフがファインセーブで弾き出す。
 結局最後までマンCの攻撃を守り切ったチェルシーが1-0で勝利。勝ち点でマンCに並び、マンCを首位から引き摺り下ろした。とは言っても、首位アーセナルとの勝ち点差はわずかに2。まだまだプレミアリーグの首位争いは続く。このゲームを見る限り、守備が堅く安定したチェルシーがもっとも優勝に近い気がする。