とんま天狗は雲の上

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フジゼロックススーパーカップ、サンフレッチェが若手の活躍で快勝。

 いよいよ来週からJリーグが始まる。今週は昨シーズンのJリーグチャンピオンと天皇杯チャンピオンが戦うフジゼロックススーパーカップサンフレッチェマリノスが戦った。
 まず両チームともユニフォームが変わっていた。特にマリノスのオレンジのアウェイユニフォームには驚いた。マルキーニョスが抜けたワントップには端戸を起用。グランパスから移籍した藤本は右SHに入った。一方、サンフレッチェはGK西川の抜けた後に林が入る。OH高萩とCH森崎和幸に代わり、野津田と柴崎が先発した。
 1分、OH野津田のクロスにOH石原がシュート。2分、右WBミキッチのクロス。3分、CH青山のフィードにCF佐藤がCB中澤をかわしてシュート。サンフレッチェが序盤から積極的に攻めていく。そして6分、CB塩谷からのフィードにOH石原が抜け出し、クロスをCF佐藤がヒールでつないでOH野津田がシュート。幸先よくサンフレッチェが先制する。その後も8分青山、10分野津田と積極的にミドルシュートを放ち、攻めていく。
 マリノスは15分、DFのクリアを拾った左SH齋藤がミドルシュート。18分には左SH齋藤のドリブルからクロスに右SH藤本がダイレクトでシュートを放つが、ジャストミートしない。ワントップに入った端戸はポスト役はこなすものの両SHと連携する場面も少なく、流れの中でシュートを打つ場面はほとんどない。
 それでも27分、俊輔のFKにCB栗原がDFやGKと競ると、セットプレーからマリノスがチャンスをつかんでいく。32分、右SH藤本のクロスにCB栗原がシュート。DFがブロック。44分、藤本のFKはわずかにバーの上。アディショナルタイム、俊輔がFK、CKを蹴るが、DFにクリアされる。前半は1-0でサンフレッチェがリードした。
 後半も序盤はサンフレッチェが押していく。2分、左WB山岸のクロスにOH石原がシュートを放つがオフサイド。5分には石原がドリブルで抜け出し、クロスにCF佐藤がシュート。GK榎本がファインセーブ。そして7分、OH石原のドリブルから右WBミキッチのクロスにCH青山がミドルシュート。ゴールネットに突き刺さる。が、シュートコースにいて屈んで避けた佐藤がオフサイドの判定。残念。
 それでもサンフレッチェの攻勢は変わらない。12分、右WBミキッチのクロスのこぼれをCB塩谷がミドルシュートマリノスは今年も齋藤が攻めにアクセントをつける。14分、左SH斎藤のドリブルのこぼれから右SH藤本のスルーパスにCF端戸がシュート。CB塩谷がブロックする。
 サンフレッチェはここで佐藤に代えて19歳・浅野を投入する。マリノスはCF端戸に代えて矢島、左SBドゥトラに代えて新加入、下平を投入する。しばらく互角の展開が続く。そして21分、OH野津田のスルーパスにOH浅野が力強く走り込む。CB中澤を抜き、GK榎本とのわずかな隙間に入り込んでシュート。これがゴールに突き刺さり、サンフレッチェが追加点を挙げた。
 マリノスは左SB下平から攻めるが、サンフレッチェの守備が堅い。24分にはCH中町に代えて兵藤を投入。25分、CB塩谷のパスカットからOH浅野のスルーパスにCF石原が抜け出しシュート。GK榎本が身体に当てるが、はね返りをOH野津田がシュート。しかしこれは枠を外してしまう。
 30分にはCF石原がカウンターで持ち上がり、OH野津田がミドルシュート。ポストを叩く。マリノスも31分、左SH斎藤の仕掛けからCH兵藤が落とし、俊輔がシュート。しかし大きく外す。結局最後までサンフレッチェが守り切って2-0。今シーズン最初のタイトルはサンフレッチェが完勝した。
 サンフレッチェは19歳コンビ、野津田と浅野が大活躍。CH柴崎も森崎和幸とはタイプが違うが、十分役割を果たした。ACLを含めても十分な戦力を蓄えた。一方マリノスは、やはりマルキーニョスの穴を埋め切れていない。藤本も兵藤よりはダイナミックだが、得点力をカバーできるほどではない。今年も俊輔が昨年同様にがんばる必要がありそうだ。