とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

サンプドリア戦、本田はようやく本来のオレ様プレーを取り戻しつつある。

 前節ボローニャ戦では前半ライン際に張り付いてほとんど活躍できず、後半になって本来の動きを見せ始めところで途中交代。サポーターから大ブーイングを浴びた本田だったが、サンプドリア戦では前半からボローニャ戦後半のような動きを見せて、ようやく本田らしさが垣間見え出した。まだまだ連携が必要だけれど。
 2分、左SHターラブトが積極的にミドルシュートを放つ。右SH本田も積極的に中に絞ってボールに触る。7分、本田のループ状のスルーパスにCFパッツィーニが飛び出し、GKの上を抜くループシュート。DFにクリアされる。9分には本田がDFラインの裏を取って抜け出したところにCHモントリーボからスルーパス。クロスを入れるが、中で合わない。しかし積極的な姿勢はボローニャ戦とは大違いだ。
 そして12分、右SH本田がCKで攻め上がったCBラミに縦パスを入れると、クロスに左SHターラブトがヘディングシュート。GKダコスタが一旦はセーブするが、はね返りをターラブトが押し込む。ゴール。ミランが先制点を挙げた。
 17分にはDFからの縦パスを受けた右SH本田が中に切れ込んでミドルシュート。積極的にシュートを放っていく。サンプドリアの攻撃はようやく26分、右SHガッビアディーニが中に仕掛けてシュート。GKアメーリアがセーブする。逆にミランは27分、CHモントリーボの縦パスを受けた本田からスルーパス。OHサポナーラが走り込むが、わずかに届かない。次第に本田が存在感を示す。直後には左SBコンスタンのクロスに本田がシュート。GKダコスタがセーブする。44分、本田のFKにCFパッツィーニがヘディングシュート。GKダコスタがキャッチするが、前半はミランが1点リードで終えた。
 押され気味のサンプドリアは後半頭から左SHにソリアーノを投入。3分にはCHバロンボがミドルシュートサンプドリアが次第に攻め始める。11分にはCHにロペスを投入。さらに攻撃力を強める。ミランも12分、サポナーラに代えてポーリを投入。そして13分、本田のショートコーナーからターラブトがクロスを入れると、CFパッツィーニがGKダコスタと競ってこぼれたボールをCBラミがヘッドで叩き込む。ミランが追加点。
 ミランが2点リードして本田も積極的にトップに上がってゴールを狙う。ポーリ投入で本田をトップ下に移す手もあるかと思ったが、本田は引き続き右SHに留まる。セードルフ監督はトップ下には機動力のある選手を起用し、左SHターラブトにはドリブルによる仕掛け。そして右SH本田にはキープ力からパスや得点力を期待しているようだ。大きく動き回るポーリが右に張りだせば、本田は中へ、前へと積極的に動く。
 サンプドリアも22分、CHロペスのスルーパスにCFエデルが走り込むが、GKアメーリアがエデルもろともクリア。その後、抗議したロペスがイエローカード2枚で退場。ミランが一人多くなる。ゲームはやや荒れた展開となり、本田もイエローカードをもらう。
 37分、左SHソリアーノのキープから落としをOHレナンがクロス。CFエデルがシュートするが、GKアメーリアがファインセーブ。ミランの守備も当たっている。40分にはCHエッシェンのスルーパスに右SH本田が走り込むが、パスのコースが悪く届かない。でも本田はほとんどトップに張っている。43分、右SBアバーテのクロスに本田がヘディングシュート。DFに当たって枠を外す。アディショナルタイム、CFエデルのミドルシュートをGKアメーリアがかろうじて弾き返すと、そこでタイムアップ。ミランが2-0で勝利した。
 本田もようやく期待されてる役割がわかってきて、本来の動きが戻ってきた。次節は首位ユベントス戦。今節はベンチに温存したカカや負傷のバロテッリも戻ってくるだろう。そろそろ本田のゴールが見られそうな気がする。持っている本田ならきっとやってくれると信じている。