とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

インテル長友のクロスでカリアリを圧倒したが、ドローで終わる。

 前節、4位フィオレンティーナに勝利して、少しずつ調子を取り戻してきたインテル。だがこのゲームでは、新加入後、いいパフォーマンスを見せてきたエルナネスがケガで欠場し、代わりにアルバレスが出場した。長友が同点ゴールにつながるクロスを入れて、前節に続いての活躍を見せたが、結局同点どまり。内容的には勝利したいゲームだった。
 序盤は互角の展開。カリアリはコロンビア代表FWイバルボにボールを集めて攻撃をしてくる。インテルは13分、FWミリートのクロスを右SHグアリンがつないで、右SBジョナタンがミドルシュート。だが大きく枠を外す。23分には右SBジョナタンのクロスにCBサムエルがヘディングシュート。枠を捉えられない。
 右サイドから次第に押し込んでいくインテルだったが、なかなか決定的なチャンスまでは作れない。カリアリも守ってカウンターを狙うが、シュートまで至らない。凡戦模様で前半が進む。
 すると40分、CHコッスのフィードにCBサムエルが空振り。後方でバックアップしたフアンの手に当たり、ハンドの反則。PKを献上する。これをFWピニージャが確実に決めて、カリアリが先制した。インテルアディショナルタイム、右SHグアリンのクロスをFWパラシオが落とし、FWミリートがシュート。GKアブラモフが弾いたところを左SHアルバレスが走り込むが、何とかGKアブラモフが抑え込んだ。前半はカリアリが1点リードで終えた。
 追う立場のインテルは後半頭にFWミリートイカルディに交代する。するとイカルディがピッチを大きく動いてチャンスを引き出していく。4分、右SHグアリンのスルーパスイカルディが抜け出してシュート。だが枠を外す。
 しかし引き続き押し続けたインテルは7分、CBロランドから左に展開。左WB長友が切り返して入れたクロスをFWイカルディが折り返し、そのまま上がったCBロランドがシュート。インテルが後半の早いうちに同点に追い付く。
 その後はインテルカリアリを圧倒する。10分、左WB長友からの大きなサイドチェンジに右WBジョナタンがスルーパス。右SHグアリンが走り込みシュート。カリアリは13分、カウンターからFWイバルボが駆け上がり、キープから落としてCHコッスがミドルシュート。しかし枠に入らない。
 その後もインテルが大きなパスの展開から攻めていく。20分、グアリンのスルーパスにFWパラシオがシュート。GKアブラモフがファインセーブ。21分コバチッチ、33分ボッタと攻撃的な選手を投入するも、なかなかゴールが生まれない。38分にはコバチッチから左に展開。左WB長友がクロスを入れるが、DFが蹴り返す。それにしても長友のクロスがいい。カリアリの右SHを翻弄して押し込む。
 45分には左WB長友のクロスにFWイカルディがヘディングシュート。バーを叩く。さらにその流れから長友がクロス。CBサムエルがヘディングシュートするも、DFがクリア。アディショナルタイムにはグアリンのFKにGKアブラモフがファインセーブで弾き出すが、ゲームはここまで。後半は押していったインテルだったが、結局勝越し点は挙げられず、同点で終わった。
 いいゲームをしていたのに残念。だが調子はだいぶ取り戻した。長友のパフォーマンスも上がって、何度もチャンスを演出していた。エルナネスが復帰すればさらに調子が上がるはず。3位は無理でも、EL出場圏の5位は確保したい。