とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ヴォルティスは少しずつJ1レベルへの階段を昇っているところ。とりあえず後半は45分間無失点を達成。

 ヴォルティスのJ1昇格2戦目はホームにセレッソを迎えた。スタジアムは超満員でヴォルティスのホーム開幕戦を祝った。
 だがゲームはお互い低調な立ち上がり。セレッソも押し気味ながら、なかなかシュートまで持ち込めない。こうして迎えた前半10分、PA前でFKのチャンスを得ると、CH山口が絶妙のコントロールでゴール右隅に沈める。セレッソが初シュートで先制した。
 こうなると一気にセレッソ・ペースになる。11分にはスローインからCH山口の縦パスに右SH長谷川が抜け出してクロスに左SH南野が走り込む。これは何とか右SB小暮がクリアしたが、さらに13分。CH扇原の縦パスに左SB丸橋が抜け出してクロスを入れると、CB千代反田が痛恨のオウンゴール。前半早いうちに2点のリードを奪う。
 するとヴォルティスが弱気になって、DFラインも低く、受け身のプレーに終始する。19分、CH山口の縦パスをFW杉本が落とし、FW柿谷が左に展開、左SH南野がシュートを放つ。DFがブロック。その後もセレッソのプレスが厳しく、ヴォルティスは完全に押し込まれる。ボールを奪っても厳しいプレスにすぐに後ろを向いてバックパス。GK松井までプレスを受けて苦し紛れのパスを蹴り出す始末。DFラインから前にボールが運べない。35分にはFW柿谷のクロスをCH山口がスルー。右SH長谷川がシュートを放つ。
 それでも37分、左SH衛藤からFWドウグラスへのクロスがゴール前に入ると、41分、今度は左SH衛藤のクロスにFWドウグラスがヘディングシュート。これがヴォルティスの初シュート。前半はシュートを打てたところまで進歩した。
 後半頭、右SB小暮を福元に交代。3分、CH扇原のフィードにFW柿谷が抜け出しクロスに右SH長谷川が走り込む。だが後半のヴォルティスは濱田と斉藤のボランチ・コンビが積極的にプレスをかけるようになる。6分、CH斉藤からの縦パスにFWドウグラスがヘディングシュート。13分、濱田のCKを右SB福元が折り返し、CB千代反田がシュート。だがセレッソ守備陣がブロックする。さらに14分、スローインからFWドウグラスがヘディングでつなぎ、FW津田がヘディングシュート。ようやくシュートが打てるようになった。
 セレッソは19分、南野に代えてついにフォルラン投入。ヴォルティスも24分、左SH衛藤に代えて左SB那須川を投入。アレックスを左SHに上げると、28分、アレックスの落としから右SH大崎がドリブルで切れ込みシュート。積極的な姿勢が見えてきた。30分にもFWドウグラスのスルーパスにFW津田が抜け出しクロスを入れる。走り込んだアレックスには合わなかったが。
 セレッソは29分、柿谷に代えて左SH楠神を投入。杉本をCFに上げて、フォルランがトップ下。31分、フォルランが遠目からミドルシュート。GK松井が好セーブ。37分にもミドルシュートを放つが、GK松井がキャッチした。
 ヴォルティスも34分、津田に代えてクレイトン・ドミンゲスを投入。積極的に攻め込むが、シュートまでは至らない。セレッソも守備を固めて逃げ切りを図り、そしてそのままタイムアップ。ヴォルティス2戦目は0-2で敗戦。だが初戦に比べれば3点も失点が少ない。シュート数も増えてきた。後半は無失点で終えた。
 こうして少しずつJ1のゲームに慣れていくのかな。もっとも次節はマリノス戦、続いてレイソルサンフレッチェフロンターレと強敵が続く。そこまで敗戦が続くかもしれないが、このゲームの後半のように勇気をもって前に進めば、必ず結果が現われるはず。それまで精神的に切れずにやり続けることだ。がんばれヴォルティス