とんま天狗は雲の上

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ヴェンゲル監督プレミア1000試合目の屈辱。アーセナル、チェルシーに0-6の大敗。

 今週のプレミアリーグはミッドウィークに延期分のゲームがあって、アーセナルスウォンジーと対戦。2-2で引き分けているが、ようやく先週末に行われたビッグロンドンダービー、0-6と玉砕したチェルシー戦を観終わったので記録していく。
 序盤からホームのチェルシーが鋭く攻め込んできて、まずはCFエトーがGKシュチェスニーにプレスをかけると、3分には右SHシュレルのクロスにCFエトーが飛び込んでいく。さらに4分、左SHアザールのクロスに右SHシュレルが走りこむが、わずかにオフサイド。しかし積極的にアーセナルDFラインの裏に飛び出していく。
 アーセナルも4分、右SHロシツキーのスルーパスにCFジルーが抜け出してシュート。だがGKチェフの好セーブに阻まれる。チェルシーはCHラミレスとMFウィリアンが出場停止。代わりにCHダビドルイスと右SHシュルレが先発した。一方、ウィルシャーラムジーに加え、ウォルコットエジルも負傷中のアーセナルは、オクスレードチェンバレンをCHで起用する。
 そして5分、中盤で右SHシュルレがボールを奪うと、即ショートカウンター。いったんOHオスカルに預け、戻したボールをシュルレがドリブルで前に運ぶと、最後は右に流してCFエトーが切り返しからシュート。チェルシーが早々と先制点を挙げる。さらに7分、OHカソルラのところでCHマティッチが奪うと、右SHシュルレがシュート。あっという間に追加点を挙げた。
 前半10分、突然CFエトーが腿裏の不調を訴え、フェルナンド・トーレスに交代。チェルシーに一瞬不安の影がよぎる。しかしチェルシーの中盤陣が好調。15分には中盤でOHオスカルがボールを奪うと、左SHアザールがスルーパス。CFトーレスが落としたボールにアザールがゴールファーサイドを狙うミドルシュート。これに思わずCHオクスレードチェンバレンの手が伸びてしまう。ハンド。PK。17分、アザールがこれを冷静に決めて、前半序盤で早くもチェルシーが3点差をつけてしまう。しかもレッドカードがギブスに出される。主審の誤認。オクスレードチェンバレンが「ハンドをしたのは俺だ」と訴えるも聞き届けられない。
 これで一人多くなったチェルシーは悠々とパスを回し始める。アーセナルは23分、左SHポドルスキに代えて左SBにフェルメーレンを投入するが、既に集中力が途切れた後。30分にはCHダビドルイスが持ち上がってミドルシュート。39分にも右SHシュルレが中盤でパスカットしてミドルシュート。いずれもGKシュチェスニーが止める。しかし42分、中盤のルーズボールを右SHシュルレがヘッドでつなぐと、CFトーレスのドリブルからクロスにOHオスカルが合わせる。ゴール。前半のうちにチェルシーが4-0とリードした。
 アーセナルは前半頭からオクスレードチェンバレンに代えてCHフラミニサーニャを左SBに回して、右SBにジェンキンソンを投入する。16分、右SHロシツキーのスルーパスにOHカソルラが抜け出してシュート。アーセナルも意地を見せて攻めていくが、チェルシーはブロックを作ってしっかり守る。18分にはCFトーレスのキープからOHオスカルがミドルシュート。わずかにバーを上を通過する。
 そして21分、中盤でOHオスカルがパスカットするとそのままミドルシュートチェルシー5点目。23分にはCHダビドルイスもミドルシュート。これはGKシュチェスニーがファインセーブを見せるが、26分、CHマティッチのフィードに途中交代のOHサラーが抜け出してシュート。ついに6-0と突き放す。結局、ゴールがなかったのはフェルナンド・トーレスくらい。3位アーセナルを迎えたビッグロンドンダービーはチェルシーが6-0と大勝した。
 それにしても前半7分までに2点を喫したのが痛かった。いずれも高いDFラインの裏を取られたものだが、CHにオクスレードチェンバレンを入れたのが敗因。始めからフラミニを起用しておけばよかった。それより何よりいつもながら、中盤でケガ人が続出したことがまた今シーズンもアーセナルを優勝から遠ざけてしまった。そろそろアーセナルもヴェンゲルサッカーから卒業することを考えたほうがいいのかもしれない。