とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

レオネッサにようやくいつものプレスが戻って勝利。連敗を止める。

 想定外の開幕2連敗を喫したレオネッサ。第3節の相手はここまで1勝1分けと負けなしのアルビレックスレディースだ。レオネッサは前節と同じ先発メンバーながら、田中陽子京川舞の両SHの左右を入れ替えて、田中陽子を昨シーズンまでやり慣れた左SHで起用した。
 序盤、お互いに積極的に攻め合う。3分、アルビレックスのOH山崎がボレーシュート。11分、右SH児玉のクロスにOH山崎が抜け出してシュートを放つ。レオネッサはDFラインの裏を狙われる。しかしレオネッサも負けてはいない。厳しくプレスをかけて攻めていくと、14分、左SH田中がドリブルで仕掛けてCKを得ると、CH中島が蹴ったCKがDFに当たってゴール前へ。OH増矢がシュート。レオネッサが幸先よく先制点を挙げた。
 このゲームのレオネッサは積極的。16分にはアルビレックスのCH上尾野辺に中島がプレスをかけてボールを奪うと、そのままドリブルからスルーパスに右SH京川がシュート。19分には左SB渡辺がミドルシュート。その前にもOH増矢、左SH田中とミドルシュートを放つ。
 アルビレックスも25分、左SH佐伯がドリブルで仕掛けてクロスのクリアを拾って、CH上尾野辺がミドルシュート。バーを叩く。一方、レオネッサは29分、右SH京川の横パスに右SB野口が強烈なミドルシュート。GK一谷がファインセーブで防いだ。直後のCKからCB三宅がヘディングシュート。さらに34分、OH増矢のクロスから右SH京川がシュート。アルビレックスも36分、OH山崎のドリブルからの落としをCH斎藤がミドルシュート。GK海堀がナイスセーブを見せる。お互い攻め合う展開だったが、前半はレオネッサ・ペースで進んだ。
 後半になってもレオネッサがペースを握る。5分、右SB野口がボールを奪い、CH中島がロングシュート。GK一谷がナイスセーブ。6分にも左SB渡辺がCF高瀬とのワンツーで抜け出しシュートを放つ。しかしアルビレックスもよく守る。お互いなかなか攻め切れない展開が続く。
 すると17分、右サイド深い位置からのFKを中島が蹴ると、OH増矢がヘディングシュート。これが決まり、レオネッサが追加点を挙げた。増矢は26分にもドリブルでCHを抜いてミドルシュートを放つ。レオネッサは前節までと違って、中盤でプレスがしっかりかかりパスが繋がる。アルビレックスも何とか守るが攻めに移れない。32分、CH中島がミドルシュート。34分、右SH京川のスルーパスにCF高瀬がシュート。アルビレックスは40分、途中交代のFW平井がミドルシュートを放つが、反撃もこれくらい。最後までレオネッサの堅い守備を破れず、0-2で敗戦した。
 レオネッサはようやく今シーズン初勝利。まだ昨シーズンまでの力強さはないが、攻撃の連携が少しずつ形になりつつある。田中陽子に積極性が見えてきたこともうれしい。ようやくレオネッサの今シーズンが始まった。