とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

熱いゲームの末のドロー。G組も一転、難しいグループになった。

 初戦ポルトガル戦を快勝し、楽々決勝トーナメントを突破すると思っていたドイツ。一方、ガーナは3大会連続の対戦となったアメリカに追い付いたと思ったら勝ち越されての初戦敗戦。強敵ドイツ相手に最低でも勝ち点が必要な状況に追い込まれた。
 序盤、好調ドイツが攻めていく。ガーナもしっかりと守ってカウンター。7分、CHムンタリの大きなサイドチェンジに右SHアツーが駆け上がり、クロスにCFギャンが走り込む。ドイツも11分、左SHゲッツェのクロスをCFミュラーが落とし、CHクロースがシュート。DFがブロックする。
 ガーナも13分、右SHアツーとの連携で右SBアフルが駆け上がり、OHケビン・ボアテングがつないでアツーがシュート。GKノイアーがナイスセーブ。ガーナが攻めるかと思えば、またドイツが押し返す。18分、CHクロースの縦パスに抜け出した右SHエジルのクロスにCHケディラミドルシュート。21分にも右SHエジルのクロスにCFミュラーがシュート。26分にはCHクロースがミドルシュート。だがガーナの守りもしっかりしている。前大会から言われていたが、ガーナの守備は組織的。中盤でしっかりプレスをかけて、DFラインも強い。そしてカウンター。32分、CFギャンの落としからCHムンタリミドルシュート。GKノイアーがファインセーブ。37分、ドイツもCBメルテザッカーの縦パスをCHケディラが落とし、右SHエジルのスルーパスに左SHゲッツェが走り込んでシュート。GKダウダがセーブ。ガーナも45分、右SBアフルのクロスに左SHアンドレ・アイウがヘディングシュート。お互い互角の展開で前半を終える。
 後半最初から右SBボアテングをムスタフィに交代。後半序盤からまた激しい攻防。そして6分、右SHエジルの縦パスからCFミュラーのクロスに左SHゲッツェが走り込む。ヘディングシュート。ドイツが先制する。
 直後、ガーナはOHケビン・ボアテングに代えてジョーダン・アイウを投入。すると9分、CHムンタリから右に展開。右SBアフルのクロスに左SHアンドレ・アイウが走り込んでヘディングシュート。ドイツと同じような展開でガーナが同点に追い付く。さらに18分、CHラームからCHムンタリがボールを奪うと、スルーパスにCFギャンが抜け出しシュート。ガーナが逆転する。
 さらに攻めるガーナ。22分、カウンターからOHジョーダン・アイウがドリブル。切り返してシュートを放つと、23分にもアンドレ・アイウから左に展開。左SBアサモアが駆け上がってクロスにアンドレ・アイウが飛び込む。わずかに届かない。
 リードされたドイツは24分、ゲッツェに代えてCFクローゼ。CHケディラに代えてシュバインシュタイガーを投入する。すると26分、クロースのCKに左SBヘベデスが高いヘディングで逸らすと、ファーにクローゼが走り込んで押し込む。ドイツ同点。クローゼはロナウドに並ぶW杯最多ゴールを達成した。
 28分、CKからシュバインシュタイガーがヘディングシュート。ドイツが押せ押せで攻める。しかしガーナも負けていない。38分、A.アイウがドリブルからシュート。ドイツも39分、CHクロースのスルーパスに右SHミュラーがシュート。左SBアサモアがナイススライディング。41分、CHシュバインシュタイガーのスルーパスに左SHエジルがクロス。CBメンサーがクリア。43分、J.アイウがミドルシュート。44分、CFギャンがミドルシュート。45分にはCHラームのスルーパスにCFクローゼがシュート。お互い激しい熱戦。タイムアップとともにお互い倒れて動けない。2-2のドローで終えた。
 翌日行われるアメリカ対ポルトガルの結果によってはドイツとガーナで決勝トーナメント進出を競う状態になった。まさかここまで熱戦になるとは。真の死のグループはG組だった。そんなふうに思うほど、気持ちの入った熱戦だった。両チームとも決勝トーナメントに進出させてやりたい。最終戦がまた楽しみだ。