とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

コロンビア完勝。ハメス・ロドリゲスの大会になる予感。

 スアレスが噛みつき事件で今大会出場停止となってしまったウルグアイ。代わりにフォルランが出場したものの、若さあふれるコロンビアの敵ではなかった。ハメス・ロドリゲスのスーパーゴールを浴びてベスト16で敗退した。
 序盤から攻め込んでいったコロンビア。最初から勢いが違う。7分には右SBスニガのドリブルをFWカバーニがファールで止めて得たFKを右SHクアドラードが蹴る。ゴール前に上がったCBジェペスの頭に当たってコースを外れたが、球筋からして勢いがある。12分には右SBスニガがミドルシュートハメス・ロドリゲスだけでなく、全員気持ちが乗っている。
 それでも3バックにして守るウルグアイに対してしばらく攻撃が膠着する。そんな雰囲気を吹き飛ばしたのが、ハメス・ロドリゲスのスーパーゴール。28分、CHアギラルのフィードがヘディングで戻ってきたところをもう一度ヘッドで前に送ると、胸で受けたロドリゲスが反転してボレーシュート。これが見事に決まり、コロンビアが先制した。
 その後、ウルグアイも反撃。33分、FWカバーニのFKは枠の外。39分、左WBアルバロ・ペレイラのクロスのクリアをCHゴンサレスがミドルシュート。GKオスピナがファインセーブを見せる。前半は1-0で終わった。
 後半に入ってもコロンビアの勢いが止まらない。そして5分、FWグティエレスのクロスをFWマルティネスが左に流し、左SBアルメロのクロスを右SHクアドラードがヘッドで折り返す。と、そこに走り込むロドリゲス。シュート。コロンビアが追加点を挙げた。ロドリゲス、今大会5得点目。
 ウルグアイも7分、CBカセレスミドルシュートを放つが枠の外。8分にはFWフォルランと左WBアルバロ・ペレイラに代えてストゥアニとガストン・ラミレスを投入。14分、CHゴンサレスのミドルシュートはGKオスピナがセーブした。
 ウルグアイが攻めるが、ゲームは完全にコロンビアがコントロールしている。23分にはFWグティエレスに代えてCHメヒアを投入。守りの態勢に入る。23分、OHガストン・ラミレスのFKのクリアをラミレスがスルーパス。CHクリスチャン・ロドリゲスがシュートを放つが、DFがブロック。34分、OHラミレスのスルーパスから右WBマキシ・ロドリゲスがシュート。GKオスピナがファインセーブ。コロンビアが守る。
 39分、FWカバーニのシュートもGKオスピナがナイスセーブ。40分、CKからCBゴディンがヘディングシュート。しかし枠を捉えられない。43分、ラミレスのFKもGKオスピナの正面。結局、GKオスピナの再三の好セーブもあってウルグアイにゴールを許すことなく勝利。コロンビアがハメス・ロドリゲスの活躍で完勝した。
 次はブラジルとの対戦だ。チリとの死闘を経たブラジルに余力が残っているか。それとも経験値を加えて、さらにパワーアップしているか。今大会、サッカーの神様はハメス・ロドリゲスの上にこそ輝いているように見える。さてどんなゲームになるか。絶対見逃せないゲームだ。