とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マンC対リバプール。昨シーズンの1位と2位の対戦は、静かにマンCが勝利。お互いまだリーグ序盤の戦い方。

 プレミアリーグ第2節。昨シーズン1位のマンCと2位のリバプールの対戦。だが、お互い今シーズンの調子を探るような静かなゲーム。点差は3-1だが、それほどの差もないし、それくらいの差があったとも言える。ま、まだリーグ序盤、お互いこれからそれぞれの戦い方を模索していくんだろう。
 序盤から一進一退の膠着したような感じで坦々とゲームは進む。マンCは前節から右SBサバレタが加わっただけで、ほとんど変わらない先発。一方、リバプールはジェラードをアンカーにアレンとヘンダーソンを左右に並べる4-3-3で先発した。
 8分、マンCは左SBクリシーのクロスにFWジェコがミドルシュート。9分、リバプールもCHジェラードの縦パスから右SHスターリングが胸トラップしてシュート。15分、マンCはCHヤヤ・トゥーレミドルシュート。16分、リバプールもCHジェラードがミドルシュート。17分、CHアレンのボレーシュートに対して、CBコンパニーがすばらしい飛び出しでブロックする。この守備がマンCの最大のストロング・ポイント。マンCの強固な守備の前にリバプールの小柄な攻撃陣はなかなかチャンスが作れない。
 33分、CFストゥーリッジが切り返しからDFをかわしてシュートするもGKハートの正面。リバプールが気を見て攻勢をかける。そして41分、右SHナスリのクロスに左SHシルバが競ると、こぼれ球をFWヨベティッチが走り込んでシュート。これが決まり、マンCが先制。守勢に立ちながら一瞬のチャンスをモノにする。さすが昨シーズンのチャンピオン・チームだ。
 後半に入っても一進一退。リバプールが攻めていくが、マンCの守備は崩れない。逆に10分、左SHシルバの縦パスをFWヨベティッチがヒールで右にコースを変えると、右SHナスリのクロスにヨベティッチがシュート。マンCが追加点を挙げる。
 リバプールは15分、左SHコウチーニョに代えてマルコビッチを投入。すると左サイドが活性化。左SBモレノが積極的に上がり、チャンスを作っていく。20分には右SHスターリングのスルーパスにCFストゥーリッジが抜け出してシュート。だが枠を外す。
 マンCは20分、リバプールの左サイドに右SHヘスス・ナバスを投入。シルバを下げて、ナスリを左SHに回す。さらに24分、FWジェコに代えてアグエロを投入。するとその直後、右SHナバスのスルーパスアグエロが走り込んでシュート。あっさりと3点目。
 その後、リバプールは30分、ジャン。34分にはスターリングに代えてCFランバートを投入。前線に高さを作る。すると38分、右SHストゥーリッジのクロスにCFランバートがヘディングシュート。GKハートが一旦はブロックするが、右SBサバレタの足に当たってオウンゴールリバプールが1点を返す。39分にもCFランバートがシュートを放つが、CBコンパニーがクリア。やはりマンCの守備が堅い。その後は右SBグレン・ジョンソンがケガで退場。リバプールが一人少なくなり、さらにCBスクルテル、左SBモレノと足を痛めて、戦意喪失。そのままマンCが押し切って、3-1で勝利した。
 まだリーグ序盤、今後を見据えて新戦力を試しつつのゲームだったが、やはりマンCの強さ、特に守備の強さを実感した。一方、リバプールは新戦力バロテッリがスタンドから観戦。やはりちびっこトリオだけでは攻撃力が物足りない。バロテッリが加入してまたチームが変わるはず。早くバロテッリの加わったリバプールを観てみたい。