とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ベレーザがいきいきプレス、はつらつパスでレオネッサを圧倒。

 先週からわが家が修繕工事に入り、また週末は京都へ行ったりして、なかなかサッカーを観ている暇がない。ようやく昨日、10日に行われたレオネッサ対ベレーザのゲームを観戦した。レオネッサはエキサイティングリーグに入り、川澄とゴーベル・ヤネズが復帰。もっと勝ち進むかと思ったが、なかなか調子が戻ってこない。増矢では荷が重い。やはりチ・ソヨンの存在は大きかった。対するベレーザも木龍が復帰したが、寺谷監督は前半、木龍をベンチに温存して、トップ下を長谷川・籾木・隅田の10代トリオに任せ、はつらつとしたサッカーを展開している。
 このゲームでも序盤からベレーザがよく動いてパスを回し、プレスをかけていく。2分、左SH長谷川がドリブルでDFを振り切ってシュートを放つ。GK海堀が正面でキャッチ。レオネッサはベレーザのプレスの前に、CFゴーベル・ヤネズ、左SH高瀬、右SH川澄が孤立する。OH増矢がボールに触るシーンもほとんどない。ようやく13分、左SB渡辺のクロスをCB岩清水がクリアしたところをOH増矢がシュートを狙うが、大きく外した。20分には左SB有吉から右SH川澄がボールを奪い、そのままドリブルで上がってクロスを入れるが、OH増矢のシュートはGK曽山の正面。
 この時間帯、序盤のベレーザの攻勢を耐えたレオネッサが次第に押し戻し、互角の展開。それでもベレーザは22分CH阪口、25分左SH長谷川、29分CH阪口と積極的にミドルシュートを放っていく。30分にはCH南山からCH阪口がボールを奪うと、OH籾木のパスに阪口が前を向いて大きく右に展開。右SH隅田がシュート。GK海堀がファインセーブ。35分にも左SH長谷川のクロスに右SH隅田がシュート。しかしこれはうまく当たらず、GK海堀がキャッチした。
 前半を終わって0-0。だが内容的には断然ベレーザが圧倒。レオネッサは前線の3人がほとんど仕事ができなかった。
 後半に入ってもこのペースは変わらない。1分、CF山口のポストから左に流し、OH籾木がシュート。そして5分、右SH隅田から大きく右へ展開。このゲーム再三攻撃参加を見せていた右SB清水が駆け上がると、左SH高瀬がスライディングでクリア。高瀬もほとんど守備に追われている。これでつかんだCKを籾木が蹴ると、CH阪口がCFゴーベル・ヤネズに競り勝ってヘディングシュート。これが決まり、ベレーザが先制した。
 その後もベレーザが圧倒する。前線からのチェックが厳しく、レオネッサの選手がボールを持つとすぐにチェックが入り、何とかかわしてパスを出し所を探すという感じ。そうこうしているうちには次の選手がプレスに入り、囲まれてしまう。各駅停車の攻撃。いや、前に進まず立ち往生して、反対方向の電車に乗ってしまう。
 16分、ベレーザはCF山口に代えて木龍を投入。レオネッサも18分、増矢に代えて仲田を投入。高瀬をCFに上げて、ゴーベルと2トップにする。
 そして20分、左SH長谷川がドリブルで相手選手をかわして縦パスを入れると、OH籾木がDFを引き付けてヒールで落とし、空いたスペースにFW木龍が走り込んでシュート。見事な攻撃でベレーザが追加点を挙げた。
 その後もベレーザがペースを握り、レオネッサの反撃を許さない。レオネッサは37分、田中陽子を投入し、ようやく攻撃に厚みが出たが、最後までベレーザのプレスが衰えず、このままタイムアップ。2-0でベレーザが勝利した。
 いいゲームだった。その後、13日に行われたレオネッサ対湯郷ベルのゲームも後半少しだけ観たが、ベルが1-0で勝利。逆にベレーザはジェフに苦杯を喫し、負けなしで順調に勝ち点を伸ばすレッズレディースが悠々首位を独走している。明日はベレーザ対レッズレディースの対戦だ。TV中継はないかな。レッズのゲームを観てみたい。