とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第11節 リバプール対チェルシー

 公式戦16戦負けなし。首位を独走するチェルシーはCFディエゴ・コスタもケガから復帰。盤石な布陣でアンフィールドに乗り込んできた。迎えるリバプールは7位。CFバロテッリがなかなかフィットしない。MFにエムレ・ジャンが先発して、いきいきとした動きを見せた。
 開始1分、ジャンがミドルシュートを放つと、その後もパスをつないで積極的に攻めていく。だがチェルシーもがっちりと受け止め、押し返す。すると9分、MFジャンが思い切ったミドルシュートを放つと、CBケーヒルに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。リバプールが先制した。
 しかしチェルシーも14分、セスク・ファブレガスのCKをCFディエゴ・コスタがヘディングでフリック。CBテリーのヘディングシュートは一旦はGKミニョレが弾き返すが、CBケーヒルが押し込んでチェルシーが同点に追いついた。
 その後もリバプールがボール・ポゼッション高くパスを回すが、チェルシーのプレスが厳しく、なかなかゴール前に入れない。逆にチェルシーは鋭いカウンター。16分、右SHラミレスの縦パスから左SHアザールミドルシュートリバプールも21分、CHジェラードのCKにMFヘンダーソンがシュート。DFのブロックを左FWスターリングがシュートするが、CBケーヒルがブロック。26分、右FWコウチーニョがドリブルからシュートを放つが、GKクルトワがセーブ。こぼれ球も右SBイバノビッチがいち早く戻り、クリアする。
 激しい当たりからカウンターで次第にチェルシーがペースをつかんでいく。34分、右SHラミレスが中盤でボールを奪うと、中へつなぎ、OHオスカルから左に流して左SHアザールがシュート。右SBジョンソンがブロック。36分にもOHオスカルの縦パスに右SHラミレスが走り込み、クロスに左SHアザールがシュート。これも右SBグレン・ジョンソンが身体を張った。
 前半は同点ながら、終盤はチェルシーが次第に圧力を強め、リバプールを圧倒する。そして後半もその勢いはますます上がっていく。後半6分、左SHアザールのドリブルから山なりの縦パスにCFディエゴ・コスタがオーバーヘッドシュート。リバプールも8分、右FWコウチーニョがドリブルから左FWスターリングがシュート。GKクルトワがセーブ。するとその直後、今度はチェルシーが左SHアザールのドリブルから切り返してミドルシュートを放つ。
 そして22分、右SHラミレスに代わって交代出場したウィリアンから大きなサイドチェンジ。左SBアスピリクエタがラインぎりぎりを拾ってそのまま切れ込むと、DFを振り切ってクロス。GKミニョレが弾くが、CFディエゴ・コスタがシュート。ついにチェルシーが勝越し点を挙げた。
 その後はチェルシーが主導権を握る。うまく時間を使って、しっかり守る。リバプールは後半、攻めあぐねたまま、バロテッリも34分、ランバートに交代。ほとんど機能しなかった。43分、CHジェラードのミドルシュートをCBケーヒルが肩でブロック。ジェラードがハンドをアピールするが、抵抗もここまで。結局このまま逃げ切って、チェルシーが2-1で勝利。強さを誇示したゲームだった。