とんま天狗は雲の上

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なでしこリーグ エキサイティングシリーズ 第10節 レッズレディース対アルビレックスレディース

 引分けでも優勝。いや負けても得失点差が10もあるのでまず優勝確実なレッズだが、やはり勝って優勝を決めたいところ。最終節は3連勝中、前節は湯郷ベル相手に5点を奪って勝利したアルビレックスレディースが相手。だが、肝心のゲームに前節レオネッサ戦で膝を痛めた猶本はベンチにも入れず欠場。大滝をFWに起用し、後藤を右SHに回して、柴田をCHに置いた。
 序盤からホームの声援を受けて、レッズが積極的に攻めていく。11分、右SH後藤の縦パスをFW大滝がヒールで落とし、CH柴田がシュート。GK一谷がナイスセーブで弾き出す。しかしアルビレックスもよく動いて中盤からプレスをかけていく。16分には前線に上がったCH高橋のクロスに左SH阪口がシュート。21分、右SB堂園のクロスにFW大滝がCB北原を抑えてシュートを放てば、アルビレックスも22分、CFマッカーティーがドリブルで抜け出しミドルシュート。お互いなかなかゴールに近付けない。
 34分、左SB和田のサイドチェンジに右SH後藤がヘッドで折り返し、DFのクリアをFW大滝がボレーシュート。FW吉良がシュートするがオフサイドアルビレックスのプレスが高く速い。38分、右SB堂園の縦パスにFW吉良がドリブルで仕掛けてクロス。FW大滝がシュートを放つが枠を外す。43分には左SB和田のクロスにFW大滝がスルー。FW吉良のシュートはGK一谷がセーブ。前半はスコアレスで終えた。
 後半に入っても一進一退。6分、左SH加藤のドリブルからFW大滝が落として、左SB和田のクロスに右SH後藤が反転からシュート。だがDFがブロックする。アルビレックスは左SB小原が攻守によく動いてピンチを防ぎ、チャンスをつくる。9分、左SB小原のクロスに残っていたCB北原がヘディングシュート。GK平尾がキャッチ。お互い中盤でつぶしあう展開。特にレッズは後半なかなかゴール前まで進んでいけない。
 すると22分、アルビレックスはCFマッカーティーに代えて大石を投入する。これが展開を変える。26分、CF大石がPA左角辺りからミドルシュート。CB高畑に当たってコースが変わりゴールに吸い込まれる。ついにアルビレックスが先制点を挙げた。
 すると29分、今度は左SH阪口に代えて山崎を投入。山崎と大石の2トップにして前線からレッズにプレスをかける。これが効いた。レッズは31分、CF大滝に清家を投入するが局面は変わらない。上尾野辺が2トップの下でゲームをコントロールする。レッズは42分齋藤、アディショナルタイムにはCH長野を投入してようやく柴田をFWに上げるが、遅すぎた。結局このままタイムアップ。1-0でアルビレックスレディースが最終節を勝利。4連勝を飾った。
 敗れたレッズレディースだが、2位ベレーザ湯郷ベル相手に1-0の勝利で終わり、得失点差で優勝を決めた。レギュラーシーズンは負けて優勝を逃したレッズだったが、エキサイティングシリーズでは負けても優勝。それでもやはり猶本の不在は大きい。来週からまたすぐに世界クラブ選手権が始まる。猶本は間に合うだろうか。次は猶本が元気で活躍するレッズレディースを観たい。