とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

セリエA 第13節 ACミラン対ウディネーゼ

 ここ5試合勝利がないミラン。前節インテル戦はベンチスタートだった本田だが、このゲームではいつもの右FWで先発した。中盤はエッシェンをアンカーに左MFボナベントゥーラ、右MFファンヒンケルアバーテとデシーリョが不在のSBは左SBアルメロ、右SBにはボネラが入った。
 ディナターレをワントップに据えるウディネーゼだが、こちらも4戦勝ちなし。序盤からホームのミランが攻勢をかける。9分、CHエッシェンの縦パスから右FW本田のスルーパスにCFメネスがシュート。CBダニーロがブロック。その後もミランのパスがよく回る。17分にはCKからCBラミがヘディングシュート。GKカルネジスがナイスセーブ。20分、右MFファンヒンケルの落としからCHエッシェンの縦パスをCFメネスが落とし、ファンヒンケルが左に流して左FWエルシャラウィがシュート。21分、左MFボナベントゥーラのミドルシュートはわずかにポストの右。
 中盤でアンカーのエッシェンが効いている。自由に動き回るメネスに対して本田も連携よくゴール前に入っていく。30分、CFディナターレのキープから左に流してFWコネが放ったシュートがウディネーゼの初シュート。その後もミランが一方的に攻めていく。
 34分、左MFボナベントゥーラのスルーパスに右FW本田が走り込むが、わずかに届かない。GKカルネジスがセーブ。39分、CBメクセスの縦パスを右FW本田が落とし、CFメネスがシュート。わずかにポストの左。43分、CFメネスの速いクロスにFW本田が足を伸ばすが、合わない。44分、右SBボネラのクロスを右FW本田がゴール前でキープするも、シュートは打てず。そしてアディショナルタイム1分、CBラミのクロスのこぼれ球を右FW本田がボレーシュート。GKカルネジスがセーブ。前半はミランが押しに押したが結局無得点。後半にやや不安を残す。
 案の定、後半開始直後はウディネーゼが攻勢をかけてくる。しかし程なくミランが対応すると、次第に互角の展開になってくる。9分にはCHエッシェンミドルシュート。さらに16分、左SBアルメロが倒されて得たFKをボナベントゥーラが蹴るが枠の外。
 しかしその直後、左SBアルメロのクロスがこぼれたところを右FW本田が胸トラップ。抜け出しかけるが、左SBドミッツィが手をかけて引き倒す。ファール。一発レッド。そしてPK。これをメネスが落ち着いて決めて、ようやくミランが先制点を挙げた。
 24分にはCKから左FWエルシャラウィがミドルシュート。わずかにポストの右。だが26分、今度はCHエッシェンがドリブル時に相手を手で抑えつけて2枚目のイエロー。10人対10人になる。それでも30分、メネスがドリブルで左サイドを抜け出し、中に切れ込んでミドルシュート。これがきれいに決まり、ミランが2-0と突き放す。
 こうなると後は時間をうまく使って逃げ切るのみ。35分パッツィーニ、36分には本田に代えてポーリ。そして43分には故障明けのモントリーボが久し振りに出場。アディショナルタイム3分、ドリブルで抜け出したFWパッツィーニからFWエルシャラウィに渡してシュート。GKカルネジスの弾いたボールをパッツィーニがシュートするが、枠を外す。悔しがるパッツィーニ。でもゲームはこれでタイムアップ。ミランが2-0ながら、内容的には圧倒して勝利。本田もよく身体が切れて勝利に貢献した。
 ミランはこれで順位を一つ上げて6位。モントリーボも戻ってきて、両SBを除いてはベストメンバーに近づいてきた。本田とメネス、エルシャラウィとのコンビネーションもいい。これから少しずつ順位を上げていきたい。