とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ 第15節 サウサンプトン対マンU

 サウサンプトン吉田麻也が久し振りに先発した。今シーズン絶好調で3位につけるサウサンプトンもここ2ゲームはマンC、アーセナルに連敗。3連敗だけはどうしても避けたいところ。一方のマンUはラッキーなゲームを拾いつつ4連勝。順位も4位まで上げてきた。サウサンプトンはケガのCBアンデルウィレルトに代わり吉田が先発。他にCHシュネイデルラン、コークとここに来て負傷者が増えてきた。対するマンUはディマリアが欠場。CBエバンスが久し振りに帰ってきたもののベンチに座り、先発はスモーリングを中央にロホとマクネアーの3バック。
 開始4分、左SBバートランドのクロスに右SHロングがヘディングシュート。序盤からサウサンプトンがパスを回して攻めていく。CB吉田も落ち着いてプレーし、マンUにほとんど攻撃のチャンスを与えない。と思ったら12分、CBフォンテの中途半端なバックパスにFWファンペルシーが追いかけて奪うとそのままシュート。マンUが先制点を挙げる。サウサンプトン痛恨のミス。もったいない失点。しかしその後もサウサンプトンが攻め続ける。14分、CHデービスのCKにCFペッレがヘディングシュート。マンUは18分、CBスモーリングが内腿を痛めて、エバンスに交代する。
 25分、右CBマクネアーから左SHマネがボールを奪い、そのままドリブル。PA内でようやく止められる。27分にはCB吉田の絶妙のフィードにOHタディッチが抜け出し、クロスにCFペッレがシュート。GKデヘアがファインセーブ。そして31分、CHフェライニからCHデービスが奪ってドリブル。CFペッレのポストプレーから右SHロングのクロスにOHタディッチがシュート。DFがブロックしたこぼれ球をペッレがシュート。サウサンプトンが同点に追いついた。
 35分にもOHタディッチのクロスを左SHマネが落とすと、CBマクネアーのクリアが右SHロングに渡りシュート。絶好機に枠を外す。ここまで再三不安定なプレーを続けたマクネアーは39分、CHエレラに交代。キャリックがCBに下がってエバンスを右CBに回す。前半はサウサンプトンが圧倒したが、痛恨のミスで1-1。同点で前半を終えた。
 後半に入ってもサウサンプトンが攻めていく。1分、OHタディッチの縦パスをFKで残っていたCB吉田がフェイントでDFをかわす。が、シュートタイミングを逃して打てず。7分、OHタディッチのクロスに右SHロングがヘディングシュート。GKデヘアの正面。11分、OHタディッチの縦パスにCFペッレが胸で落としてボレーシュートを放つ。さらに14分にはOHタディッチのスルーパスにCFペッレが抜け出してシュート。またも枠を外す。
 サウサンプトンがチャンスを逃し続けると26分。中盤遠目からのFKをルーニーが蹴ると、ファンペルシーが後方からスルスルとノーマークで走り込み、シュート。なんと後半最初のシュートでマンUが勝ち越した。
 サウサンプトンは攻める。32分、左SHマネのドリブルからスルーパスにCFペッレがシュート。GKデヘアがスーパーセーブ。またもシュートが入らない。40分、右SBクラインのミドルシュートはポストのわずかに右。41分には左SBバートランドがシュートを放つが、DFがブロックした。結局、最後まで追加点を奪えなかったサウサンプトンは、シュート数でも15本対3本と圧倒したが、不運なゴールを与えて3連敗。5位に順位を落とした。
 だがゲーム内容には自信を持っていい。吉田もゲームを通して落ち着いたプレーを見せていた。確かに今シーズンのサウサンプトンは面白い。ここまでの好調の理由がよくわかった。吉田も先発を続けてくれるといいのだけれど。