とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ 第17節 アーセナル対リバプール

 先週末の第17節。6位アーセナル対11位リバプールの対戦を観た。なかなか勝利が遠く、勝点が伸びない両チーム。前節リバプールマンU戦を見たが、ストライカーがおらず、攻めてもゴールが決まらない。このゲームも同じような展開になった。
 ホームの声援を受けて序盤から積極的に攻めていくリバプール。3分、右FWコウチーニョがドリブルで持ち込み、倒されて得たFKをジェラードがシュート。アーセナルも8分、MFカソルラがFK。GKジョーンズがキャッチ。お互いよくパスが回り、速い攻撃を仕掛ける。12分にはCHジェラードの縦パスから左FWララーナが左に流し、左WBマルコビッチのクロスにララーナがシュート。
 次第にリバプール・ペースとなり、アーセナルを圧倒する。いかにもリバプールらしい速くて長いパスを回してシュートの機会を窺うが、アーセナルのプレスも早く、なかなかシュートまでいけない。だがアーセナルもDFが深い位置取りで、前線との間が空き、カウンター以外なかなか攻撃のチャンスをつかめない。
 30分、右FWコウチーニョミドルシュートはGKシュチェスニーの正面。35分、FWララーナのサイドチェンジからCHジェラードがヘディングで前につなぎ、左WBマルコビッチがシュート。GKシュチェスニー、ナイスセーブ。39分、CFスターリングのドリブル突破から左WBマルコビッチがミドルシュート
 攻めども攻めどもゴールが遠いリバプールだったが、45分、右WBヘンダーソンのクロスにFWコウチーニョがDFをかわしてミドルシュート。これが決まり、ようやくリバプールが先制する。しかしその直後、アディショナルタイム2分、FWサンチェスのFKにゴール前でDFと競り合い、CHフラミニがヘッドでつないでCBドゥビュシーがヘディングシュート。何と前半のうちにアーセナルが追い付いた。同点で前半を終える。
 後半に入ると、今度はアーセナルが積極的。3分、MFカソルラミドルシュート。しかしこの後、CBスクルテルの出血で長い中断がある。15分、リバプールがカウンターから左WBマルコビッチが落とし、CHルーカスがミドルシュート。17分、CFスターリングがドリブルで抜け出し、GKシュチェスニーをかわしてクロスにCHジェラードがヘディングシュート。しかし枠を捉えられない。アーセナルも18分、CFジルーがミドルシュートを放つ。
 そして19分、左SBギブスのクロスにCFジルーがポストとなって左に展開、MFカソルラが走り込んで、マイナスのクロスにジルーが合わせる。ゴール。ついにアーセナルが逆転した。
 その後はカウンターの応酬。速い展開が続く。25分、左WBマルコビッチの横パスからCHジェラードがミドルシュート。29分にはマルコビッチに代えてボリーニを投入し、2トップにする。30分、右WBヘンダーソンのクロスにCHルーカスがミドルシュート。31分、FWスターリングのドリブルからクロスをSHララーナが落とし、SHコウチーニョミドルシュート。36分にはCBコロ・トゥーレを下げてランバートを投入。前線に高さを加える。42分、SHスターリングのドリブル突破からクロスにFWボリーニがヘディングシュート。GKシュチェスニーがナイスセーブ。43分、FWボリーニのシュートもGKシュチェスニーが防ぐ。そして長いアディショナルタイムに突入。
 アディショナルタイム1分、SHスターリングのシュートもGKシュチェスニーがナイスセーブ。2分にはFWボリーニが2枚目のイエローで退場となる。一人少ないリバプール。それでも攻める。5分、CHジェラードがミドルシュート。GKシュチェスニーがナイスセーブ。そしてアディショナルタイム7分、ララーナのCKにCBスクルテルがヘディングシュート。ついにゴールに叩き込む。リバプール同点。そしてタイムアップ。リバプールの熱い闘いは終了間際、ようやく同点に追い付いてドローで終わった。
 まあ、いかにもリバプールらしい。冬の冷たい空気も暖めるほどの熱のこもったゲーム。観客はこんなゲームを観られれば満足だろう。だがしかし、これだけがんばっても両チームとも勝ち点1。勝利には両チームともまだまだ足りないものが多い。正月前、プレミアリーグ特有の連戦が続く(既に第18節は終わっている)。両チームともがんばってほしい。