とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ 第18節 チェルシー対ウェストハム

 クリスマス明けのミッドウィークのゲーム。プレミアリーグはここから元旦にかけて厳しい日程でのゲームが続く。首位チェルシー第18節の相手は4位のウェストハム。このところ4勝1分と絶好調のウェストハム。いったいどんなサッカーをしているんだろうと興味があった。一方のチェルシーも第16節ハル戦はセスク・ファブレガスが累積不在でなかなかゲームが組み立てられず、あまりいいサッカーはできていなかった。ベストメンバーが先発したこのゲームでのパフォーマンスにも興味がある。
 ゲームが始まってみればチェルシーが攻めっぱなし。ウェストハムはキャロルを前線に置いて、あとはしっかり引いて守ってくる。4分、右SHウィリアンのクロスにファーサイドへOHオスカルが走り込んでシュート。10分、右SHウィリアンの仕掛けから戻したボールをCBテリーがクロス。CBケーヒルがヘディングシュートを放つ。
 ウェストハムはキックオフ直後、一度左SHエネル・バレンシアが攻め込んだが、その後はひたすら守る。19分、中盤やや遠目のFKをCBリードが蹴るが、枠を大きく外す。チェルシーは21分、セスク・ファブレガスのCK。DFのクリアを拾ってもう一度クロスを入れると、CBケーヒルがシュート。しかしGKアドリアンの正面。セーブされる。
 ウェストハムは左SHエネル・バレンシアが時々ドリブル突破を見せるが、最後はチェルシーのDF陣に囲まれる。チェルシー守備陣の集中力も高い。27分オスカル、29分セスクとFKを蹴るが、得点ならず。29分、OHオスカルの縦パスをCFジエゴ・コスタが落とし、右SHウィリアンがミドルシュート。GKアドリアンがナイスセーブ。チェルシージエゴ・コスタの速く正確な落としと縦パスであっという間にゴール前に入っていく。
 そして31分、左SHアザールが右サイドから右SHウィリアンとのワンツー、OHオスカルとのワンツーで攻め込む。これで得たCKをセスク・ファブレガスが蹴ると、CFジエゴ・コスタがヘッドで落とし、CBテリーが押し込む。ゴール。ついにチェルシーが先制する。その後も34分、CHマティッチのミドルシュート。38分、CFジエゴ・コスタのシュート。42分には左SHアザールが絶妙のパスを右サイドに通し、右SBイバノビッチのクロスにジエゴ・コスタがダイレクトシュート。攻めに攻めるが、ゴールは1点のみ。前半は1-0で終わった。
 後半に入るとウェストハムがやや積極的に攻めてくる。左SHエネル・バレンシアがドリブル突破を見せ、クロスからCKを1回もらうが、ゴールには遠い。するとチェルシーは7分、右SHウィリアンがドリブルから左に流すと、左SHアザールが中に切れ込んでシュート。GKアドリアンがナイスセーブ。10分にはウィリアンのFK。
 ウェストハムは14分、CFキャロルに代えてサコ。CHノーブルに代えてソングを投入する。
そして17分、CHマティッチがボールを奪うと、左SHアザールが縦パス。これを受けたCFジエゴ・コスタが切り返しで3人のDFを滑らせシュート。見事なゴールで追加点を挙げる。
 22分、オスカルのFKはGKアドリアンがナイスセーブ。続くCKをセスクが蹴ると、CBケーヒルがヘディングシュート。CHマティッチが詰めるが、GKアドリアンがファインセーブで弾き返す。ウェストハムは29分、右SHダウニングに代えてアマルフィタノを投入する。CHソングが中盤でよくゲームを作っていく。34分、そのソングがミドルシュート。42分にはCHソングから右に流して右SHアマルフィタノがヘディングシュート。さらに直後にソングのフィードにSHアマルフィタノが走り込み、DFを抜いてGKと一対一。シュートを放つが、ポストに嫌われる。
 結局、ウェストハムの反撃を余裕でかわして、チェルシーが完封。2-0で快勝して首位を守った。やはり強い。好調ウェストハムもまったく相手ではなかった。2位マンC、3位マンUマンチェスター勢が追いかけてきているが、まだまだチェルシーは余裕がありそうだ。死角が見当たらない。