とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

忘れていたこと、将来の夢。

 定年が近付くにつれて、退職したら何をしようかと考えることが多くなった。まずは妻と一緒に海外旅行だろうか。まだ一度も海外へ行ったことのない妻からはずいぶん前から催促がある。でも、健康に不安を抱えながら海外へ出かけるよりは、これまで2人で旅行した全国各地ももう一度訪ねる旅をするのはどうだろうか。石垣島西表島、沖縄、熊本、湯布院、長崎。柳川で泊まった「御花」ももう一度行きたい。山口、萩、松江、倉敷。広島や尾道、そして松山、大洲、内子、宇和島は友人と行ったけど、もう一度妻と一緒に行ってみたい。

 高山、能登、金沢は結婚前に行ったんだっけ? 東北は2人ではほとんど行っていない。妻は高校の修学旅行で、私は仕事で出かけたが、二人で温泉旅行するのも悪くない。そして北海道。ウトナイ湖でバードウォッチングに初めて出会い、それから数年は鳥を追いかけて各地へ出かけた。先日ふと妻が、サシバの渡りを見に行こうかと行った。もう25年近く行っていない。こうして書いているだけで当事を思い出す。

 それでふと思い出した。もっと若い頃、20代半ば。同期の友人に将来の夢を聞かれ、「縁側で孫の遊ぶ姿を眺めて過ごすことかな」と答え、ひどく驚かれたことを。でも実はそれは高校時代に思っていた夢。いつしか忘れてしまっていた。たぶん友人に聞かれたのは、結婚後数年経ち、なかなか子供に恵まれず、「孫を眺めて」という部分がはかなくなりつつあった頃。その後、子供はできたが、結婚する気配は一向になく、やはり「孫を眺める」のは見果てぬ夢かもしれない。それ以前に、「縁側」が家からなくなった。将来の夢はやはり夢で終わるのか。

 いやそもそもそんな夢を抱いてことすら忘れかけていた。もう一度、将来の夢を胸に刻もう。

 そうそうもう一つ、最近抱いている夢に、女子サッカーJリーグのゲームを追いかけるというのがある。こちらは妻が賛同してくれそうもない。先週日曜日のナビスコ杯ガンバ戦も誘われたけど結局断ってしまった。雨の延長、PK負け。いや、行かなくてよかったのかな?