とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

スマート国勢調査

 わが家にも国勢調査の調査員が来て、ネット回答のためのパスワード等が入った書類を配布していった。面白そうなのでさっそく回答をしてみた。思った以上に簡単に入力でき、送信をした。もっとも毎回、国勢調査のたびに思うのだが、勤め先の記入はいいとして、会社の業務内容と従事者の仕事の内容について自由記入させる欄は何とかならないものか。

 入力時に娘がいなかったので、仕事内容は普段の言動から適当に入力した(一応、後で確認した)が、実はそれ以上に困ったのが自分の仕事内容。あれ、自分は何をしてるんだっけ。結局「○○の総括」と記入したがそれでよかったのか。一応、記入例はあるものの当てはまらない職種は多くあると思われ、自由筆記では多分さまざまな表現がされるだろうなあと思う。最後はどうやって集計するのか。そもそもこの欄は必要か?

 それでもネットで回答できるのは便利だ。調査員もこれまでは配布と回収の2回、訪問する必要があったが、ネット回答をしてもらえば1回で済む。もっとも配布は手渡しをしないと、パスワードが盗まれるという心配を語る声もあった。妻によれば、友人宅を訪問した調査員は、配布時にネット回答するかどうかを聞き、「しない」と答えると配布せずに帰っていったという。ご主人や成人した子どもが回答したいと言ったらどうするんだろう。ニセHPも作られたというニュースもあったし、このあたりまだまだ改良の余地ありということだろう。

 総務省ではネットでの回答率を20~30%見込んでいるという。もっと高くなるんじゃないかな。でもこの手の情報なら本人に聞かなくても巷にあふれているような気がする。DMとか見ると、人の家庭のことをよく知っているなあと思う。マイナンバー制度が始まったら国勢調査なんて必要ないんじゃないか。5年後にはまた制度が変わっているかもしれない。