とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第6節 チェルシー対アーセナル

 1勝1分3敗とスタートダッシュに失敗、17位に沈むチェルシー。今季はリーグ序盤に強豪相手のゲームが続く。第6節は3勝1分1敗、4位につけるアーセナルと対戦した。先発は右SHに新加入のペドロ。トップ下に久しぶりにオスカルが入る。CBはテリーをベンチに置いて、ズマがケーヒルとコンビを組んだ。対するアーセナルウォルコットのワントップ。ジルーはベンチに座る。CBはコシエルニとガブリエルパウリスタ。GKは昨季までチェルシーのチェフが先発した。

 序盤アーセナルがパスを回して攻めていく。3分、左SHサンチェスのフィードにCFウォルコットが抜け出して起点を作る。12分には左SHサンチェスがミドルシュートチェルシーは序盤、とにかく守る。必死に守って、その中で少しずつペースをつかんでいく。17分にはCHセスク・ファブレガスからのスルーパスが2本。次第にチェルシーが攻め込んでいく。

 24分、CFジエゴ・コスタが左サイドから左SHアザールとのワンツーで中に切れ込みシュートを放つ。アーセナルも29分、OHエジルから左斜めのパス。CFウォルコットが抜け出してシュート。GKベゴビッチがナイスセーブを見せる。32分、CHセスクのフィードに右SHペドロが走り込むが、GKチェフの飛び出しが速くナイスセーブ。37分にはCBズマがロングシュートを放つ。CBズマは39分にもアーセナルのカウンターに対して、ノーファールのタックル。ナイスプレーを見せる。

 38分、セスクの縦パスからCFジエゴ・コスタのクロスに右SHペドロがミドルシュート。枠を外す。43分にはアーセナルのCKからカウンターの応酬。CFジエゴ・コスタの縦パスから左SHアザールが抜け出し、クロスに右SHペドロがミドルシュート。しかしこれもGKチェフがナイスセーブではね返した。

 このままスコアレスで終わるかと思った45分。CFジエゴ・コスタが競り合いの中でCBコシエルニの顔を叩いたことにCBガブリエルパウリスタが激怒。二人でやりあった末に二人ともイエローカードをもらう。しかしそれでも収まらない二人。何か話しながらポジションに戻る中で、突然ジエゴ・コスタが倒れかけてアピール。ビデオで見ると足でガブリエルパウリスタジエゴ・コスタの足を蹴っている。ガブリエルパウリスタが一発退場のレッドカード。ジエゴ・コスタが挑発したか。アーセナルは後半、一人少なく戦うことになってしまった。

 それで後半最初からCHコクランに代えてチェンバースを投入。ラムジーをCHに下げ、エジルを右SHに回す4-4-1の布陣とする。1分、OHオスカルのクロスに右SHペドロがミドルシュート。さっそくチェルシーが攻めていく。それでもアーセナルもカウンターで対抗。4分、右SHエジルの縦パスにCFウォルコットが抜け出し、クロスに左SHサンチェスが走り込む。右SBイバノビッチのファールで得たFKをサンチェスが蹴るが壁にはね返された。

 そして8分、中盤左サイドからのFKをセスクが蹴ると、ゴール前に絶妙のクロスとなってCBズマが走り込みヘディングシュート。ついにチェルシーが先制点を挙げた。アーセナルもカウンターで反撃。15分、CHラムジーのフィードに左SHサンチェスが走り込みシュート。しかし枠を外す。19分にはCFウォルコットミドルシュート。23分にもアーセナルがカウンターで攻め込む。しかし受け止めたチェルシーが逆カウンター。右SHペドロがミドルシュートを放った。

 24分、チェルシーはオスカルに代えてCHラミレスを投入。守備を固める。アーセナルは30分、左SHサンチェスに代えて右SHオクスレードチェンバレン。右SHエジルに代えてCFジルー。ウォルコットを左SHに回して攻めていく。しかし34分、中盤でルーズになったボールにCHカソルラがタックル。アザールの足に入って2枚目のイエローをもらってしまう。アーセナルが二人少なくなってしまった。

 37分にはCFジエゴ・コスタに代えてレミ。ガブリエルパウリスタを退場に追いこんだジエゴ・コスタがこのゲームの最大の功労者かもしれない。あまり褒められた話ではないが。アディショナルタイム1分にはCHラミレスがエンドライン近くまで切れ込んでクロスを入れると、こぼれ球を右SHペドロがつないで、CFレミの落としを左SHアザールがシュート。ダメ押しの2点目を挙げた。アーセナル万事休す。アディショナルタイム3分に、CFジルーのクロスを左SHウォルコットが落とし、CHラムジーがシュートするが、DFがブロック。アーセナルは最後まで反撃したが、結局2-0。チェルシーが勝利して、ミッドウィークのCLに続いて連勝を飾った。

 モウリーニョらしく守備からチームを立て直し、そして手にした勝利。コスタの挑発もモウリーニョ譲り? いずれにせよようやくチェルシーが勝利した。これでリーグ戦も調子を取り戻していくだろう。チェルシーの今シーズンがようやく始まった感じだ。