とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

Jリーグ第2ステージ第12節 グランパス対ヴィッセル

 土曜日の地上波深夜にグランパスのゲームをやっていた。今週はこれでJリーグ3ゲーム目の観戦。前の2ゲームはいずれも渋いゲームながら、ベルマーレアルビレックスの健闘が目を引いた。グランパスはどうか。結果は既に知っていたが、どんなゲーム内容だったのか。

 夏が過ぎてこのところグランパスは絶不調。リーグ戦は8月29日のサンフレッチェ戦以降、3連敗。その間にナビスコ杯でガンバに1分1敗。天皇杯では町田ゼルビアに敗れて、このところ公式戦4連敗。その間にノヴァコヴィッチ、永井、ダニルソンとケガで欠いて、野田と田口の復帰はあるもののいったいどんなサッカーをやっているのか。このゲームでは闘莉王をFWに上げて、久しぶりに4-4-2の布陣をとってきた。対するヴィッセルもケガ人が多い。マルキーニョス、小川、安田、高橋峻希。前節にはレアンドロと渡邊を同時に失って、久しぶり復帰のペドロ・ジュニオールがワントップを務めた。

 2分、CH田口のミドルシュートに右SH小川が走り込むが届かず、GK山本が抑えた。ヴィッセルも6分、左WB相馬のクロスに右SH増山がシュート。お互い一進一退の展開が続く。20分、CH田口のフィードを右SH小川が落とし、FW闘莉王ミドルシュート。22分にはCB牟田のフィードをFW闘莉王が落とし、右SH小川がドリブル。CH森岡を抜いて右サイドからのクロスをFW闘莉王が落とし、CH磯村がミドルシュート。しかしふかしてしまう。

 ヴィッセルも23分、CHチョンウヨンがミドルシュート。GK楢崎がセーブ。30分、GK楢崎のフィードを右SH小川が胸トラップ。だがこれを左SH石津が拾ってそのままドリブル。右に流して右SH増山がシュートをするが、GK楢崎がファインセーブする。お互いゴールが遠い。すると35分、左サイドやや遠目からのCH田口のFKにCB竹内がニアに飛び込む。ヘディングシュートはバーを叩くが、はね返りを拾ったFW闘莉王が押し込んだ。ゴール。グランパスが先制点を挙げた。

 後半に入っても一進一退の展開。1分、CH磯村がミドルシュートを放てば、4分、ヴィッセルも右SH増山がミドルシュート。6分、CH磯村がヘディングで前にはね返すと、右SH小川が抜け出すが、シュートはCB北本がナイススライディングでブロックした。そして8分、CH森岡がヴィッセルPA前でドリブル。FW闘莉王がスライディングして突くと、こぼれたボールをCH磯村が拾って前にパス。FW闘莉王がつないで縦パスに右SH小川が抜け出してシュート。グランパスが追加点を挙げた。

 ヴィッセルは12分、守備の甘かったCH森岡に代えて三原を投入する。すると13分、チョンウヨンのCKにCB北本がヘディングシュート。グランパスも15分、CB竹内のフィードをFW闘莉王が胸で落として反転シュート。DFにブロックされる。ヴィッセルは18分、石津に代えてCF田代を投入。ペドロ・ジュニオールを左SHに回して、ようやくペドロ・ジュニオールがボールに触るシーンが増えてきた。グランパスも26分、野田に代えて川又を投入。28分、左SHペドロ・ジュニオールミドルシュートは右SB矢野がブロック。さらにCB岩波のロングシュートも枠を外した。

 その後は一進一退。44分、カウンターからCH田口のロング・フィードはピタリと右SH小川に収まるが、落としから放たれた右SB矢野のミドルシュートはDFがブロックした。その後、ヴィッセルもカウンターを繰り出すが、不発。結局このまま2-0。グランパスが久しぶりの勝利を挙げて順位も10位と一つ上げた。

 闘莉王のFWはそれなりに収まるが、いつまでこの布陣を続けるつもりだろうか。CH磯村が次のゲーム出場停止となって、ひょっとしたら矢田をCHに下ろし、川又をFW、野田を左SHという布陣も面白いかもしれない。それでもう一人のFWは引き続き闘莉王? それで本当にいいんだろうか。またグランパスの迷走が始まったという気がする。