とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

Jリーグ第2ステージ第13節 ヴィッセル対アントラーズ

 3連敗中のヴィッセル。前節欠場のレアンドロは復帰したものの、渡邉千真や小川は依然欠場。GK山本海人までケガをして、このゲームでは徳重が先発した。対するアントラーズはほぼベストメンバー。左SHには中村充孝が入る。首位サンフレッチェまで勝ち点差3。何としても勝利して、ステージ優勝して、チャンピオンシップへの出場を狙う。

 前半3分、左WB相馬が中へ切れ込むドリブルから右に流して、右WBブエノがミドルシュート。序盤はヴィッセルが積極的にプレーするが、すぐにアントラーズがペースをつかんでいく。16分、左SH中村充孝がドリブルで抜け出しミドルシュート。サイドネットを叩く。続く遠藤のCKに左SB山本脩斗がヘディングシュート。これはGK徳重がキャッチした。そして25分、CFレアンドロのボールキープにCB昌子とCH小笠原が挟み込んでボールを奪うと、CH柴崎がドリブル。ミドルシュートはGK徳重がファインセーブで防いだが、直後の柴崎のCKに左SB山本脩斗がヘディングシュート。これが決まり、アントラーズが先制点を挙げる。

 その後もアントラーズ・ペース。30分にはFW金崎のクロスに右SH遠藤がミドルシュートヴィッセルも31分、CFレアンドロポストプレーから右SHペトロ・ジュニオールがドリブル。左に流して左SH森岡がミドルシュートを狙うが、わずかにポストの右に外れる。シュートの前に少し足を滑らせたのが響いたか。ピッチの悪さがサッカーに大きく影響している。

 42分、遠藤のCKにFW金崎がヘディングシュート。しかしこれは枠に入らない。アディショナルタイム2分にも右SH遠藤のクロスにCH柴崎がゴール前に走り込んでシュートを放つが、ふかしてしまった。前半は1-0、アントラーズのリードで終えた。

 後半最初にヴィッセルはCB北本に代えてCH田中英雄を投入。布陣をチョンウヨンをアンカーにした4-3-3に変更する。アントラーズも3分、FW土居が足を痛めてダヴィと交代する。9分、右SH遠藤の縦パスに左SH中村が走り込んで、落としを遠藤がつないでCH柴崎がミドルシュート。しかしわずかにポストの左。12分にはCFレアンドロを石津に交代。ペドロ・ジュニオールをワントップに据えるが、なかなかヴィッセルが攻めることができない。アントラーズも攻撃が膠着状態。16分には左SH中村に代えてカイオを投入する。

 25分、FWダヴィのクロスに右SH遠藤がミドルシュート。続くCKに再度、左SB山本がヘディングシュートを放つが、今度は枠を捉えられなかった。28分にはCH三原の横パスを左SHカイオがカットしてそのままドリブル。シュートはGK徳重がスーパーセーブ。その後の流れから右SH遠藤がミドルシュートを放つが、これもGK徳重がナイスセーブを見せた。

 32分、ヴィッセルがFWペドロ・ジュニオールに代えて増山を投入。しかし直後の33分、右サイドのスローインから右SH遠藤がドリブルで前進。DFに囲まれて粘った末に、DFのクリアが遠藤の足に当たってはね返ったボールがクロスとなって左SHカイオの元へ。シュート。アントラーズが追加点を挙げた。

 その後もアントラーズが攻める。36分、左SHカイオのスルーパスにFW金崎が走り込みシュートを放つが、GK徳重が抑える。37分にはFW金崎のドリブルから落としを右SH遠藤がミドルシュートヴィッセルも39分、FW石津がPA前を横にドリブル。一旦CH田中がポストになってさらにドリブル。ミドルシュートを放つが、GK曽ヶ端がナイスセーブを見せた。42分にも右SBブエノのドリブルからクロスをFW石津がミドルシュート。しかしGK曽ヶ端がセーブ。結局最後までヴィッセルはゴールが遠い。アントラーズが2-0で快勝した。

 やはりヴィッセルはケガ人が多いのが痛い。アントラーズもけっして絶好調というわけではなかったが、着実に勝ち点3を確保。これで首位サンフレッチェに勝ち点で並んだ。残りは4試合。まだまだ熾烈な戦いが続く。