とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第8節 エバートン対リバプール

 先週行われたプレミアリーグ第8節のマージーサイドダービー。先週は公私にいろいろあって本当に大変だった。代表戦もあったので後回しになったが、ようやくこのゲームを観終わった。リバプールはFWストゥーリッジとOHコウチーニョが復帰してようやく戦力が整ってきた。スクルテル、キャン、サコの3バックの布陣で臨む。対するエバートンは前節ネイスミスが大活躍。ハットトリックを達成してチェルシーを粉砕。その勢いで宿敵リバプールをホームに迎える。

 5分、エバートンのCHバリーがCFルカクのポストプレーからミドルシュート。さすがダービーらしい、激しくスピード感あふれる展開でゲームが進行する。リバプールも6分、FWストゥーリッジが中に切れ込んでミドルシュート。さらに8分、CHルーカスから右に展開。CBスクルテルのクロスにFWストゥーリッジが走り込むが、CBジャギエルカがクリア。続くCKをCBスクルテルがヘディングで叩きつけるが、枠を越えてしまった。序盤こそエバートンが攻勢をかけたが、次第にアウェイのリバプールが優勢な展開となっていく。

 13分、FWイングスがミドルシュート。26分、CHミルナーのクロスからOHコウチーニョがループ気味のスルーパスミルナーが走り込んでシュートを放つが、GKハワードがナイスセーブを見せる。エバートンも28分、OHバークリーのFKに左SHネイスミスがドンピシャのヘディングシュート。GKミニョレがスーパーセーブで弾き出す。30分にはCFルカクのポストプレーから左SHネイスミスが右に展開。右SHデウロフェウのクロスにCHマッカーシーミドルシュート。GKミニョレがまたもスーパーセーブ。前半中盤過ぎからエバートンが押し返す。

 そして41分、リバプール左SBモレノのCKにFWイングスがヘディングシュート。これが決まり、アウェイのリバプールが先制。だがアディショナルタイム1分、右SHデウロフェウのクロスのクリアがCFルカクのところにこぼれ、強烈なシュート一閃。エバートンが同点に追いついて前半を終えた。

 後半2分、エバートンはCKから右SBブラウニングがヘディングシュート。エバートンが積極的に攻めていくが、リバプールも厳しい守備で対応。激しい闘いが続く。しかしなかなかシュートまでいけない。すると15分、エバートンは右SHデウロフェウに代えてレノンを投入する。21分、OHバークリーがドリブルからミドルシュート。25分、CBフネスモリのクロスを右SHレノンがスルーしてCFルカクがシュート。強烈だったが、GKミニョレが正面で弾き返す。リバプールも27分、OHコウチーニョがドリブルからミドルシュートを放つが、GKはワードが正面でキャッチする。

 お互い積極的に攻めあう展開。だがお互い、守備も堅い。高い集中力。最後までプレスが衰えず、そのままタイムアップ。今シーズンのマージーサイドダービー初戦は1-1のまま、ドローで終わった。

 それにしても最後まで運動量が衰えず、速いパススピード、速いパス交換のまま90分をやり続ける凄さには驚く。両チームの選手にもう少し創造力があればもっと面白いゲームになっていたかも。これで第8節を終えてエバートンは7位。そして10位に順位を下げたリバプールはブレンダン・ロジャーズ監督を解任。クロップ監督が就任した。次節からどんなサッカーを見せて挽回してくれるのか。速く激しいサッカーとクロップ監督との相性はいいはずだが。