とんま天狗は雲の上

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なでしこリーグ・エキサイティングシリーズ第2節 レオネッサ対アルビレックスレディース

 なでしこリーグはレギュラーシリーズ上位6チームによるエキサイティングシリーズに入った。第1節でジェフレディース相手に引き分けたレオネッサの第2戦はアルビレックスレディースが相手。上尾野辺が率いるアルビレックスだが、その他は佐伯と北原がいる以外、代表経験のある選手はいない。だがゲームが始まると、初戦でレッズレディース相手に3-1と撃破したその好調ぶりは伊達ではなかった。

 6分、FW山崎がこぼれ球を拾ってドリブルで独走すると、ゴールに迫る。クロスは何とかDFがクリアしたが、アルビレックスの勢いを感じさせる。10分には右SH差益のスルーパスにFW山崎が抜け出してシュート。飛び出したGK海堀がナイスセーブではね返すが、その後もアルビレックスが積極的に攻めていく。

 17分にはCH山田のクロスにFW山崎が走り込むが、わずかに届かない。レオネッサも何とかパスをつないで攻めていくが、アルビレックスのプレスが速い。32分、右SH川澄のクロスをFW高瀬がキープするが、DF陣に囲まれ、最後はクリアされてしまった。33分にはCH伊藤美紀のクロスに右SB近賀がヘディングシュート。しかしGK福村がセーブする。

 そして41分、左SH上尾野辺のスルーパスにFW山崎が抜け出し、GKをかわしてシュート。アルビレックスが先制点を挙げた。アディショナルタイムにはFW大野が左サイドを切れ込み、クロスを入れるが、GK福村が飛び出してクリアする。前半は1-0、アルビレックスのリードで折り返した。

 後半に入ってもアルビレックスの方が勢いで勝っている。3分、右SH佐伯がDFからボールを奪い、そのままドリブル。エンドラインまで走り込んで、クロスをFW山崎がシュート。しかしGK海堀が弾き返す。4分にはFW山崎の落としから右SH佐伯のスルーパスに左SH上尾野辺が走り込むが、GK海堀の方が早くクリアした。そして5分、左SB渡辺からのフィードにまたもFW山崎が抜け出す。今度は飛び出したGK海堀の上を抜くループシュート。これがゴールに転がり込み、アルビレックスが2点目を挙げる。

 反撃したいレオネッサは10分、高瀬に代えて左SB南山を投入。中島を左SHにして、増矢をFWに上げる。攻めるレオネッサ。だがアルビレックスの方が先に足が出る。出足が早い。そして守りが堅い。25分にはCH伊藤に代えて杉田、さらに39分、右SB近賀に代えてFW道上を投入する。

 アルビレックスも33分、佐伯に代えて左SH八坂を投入すると、35分にはCH阪口に代えて右SH高橋を投入。上尾野辺をCHに下げる。さらに42分にはFW大石に代えて久保田。すると44分、右SH高橋の落としから、右SB小島のクロスにCF久保井がヘディングシュート。45分にも久保田は積極的にミドルシュートを放っていく。一方のレオネッサは最後までパスがつながらない。絶妙の選手交代で最後まで運動量が衰えないアルビレックス。そしてタイムアップ。2-0。アルビレックスレディースがレオネッサ相手に解消のゲームだった。

 首位ベレーザがレッズレディースに負けたため、これでアルビレックスレディースが2位に進出した。次節は首位ベレーザとの対戦。この勢いがベレーザ相手にどこまで通用するのか。これは面白いゲームになりそうだ。