とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ブンデスリーガ第12節 ドルトムント対シャルケ

 未だ地下と地上の間を行ったり来たりでなかなか落ち着いてサッカー観戦ができない。週末になってようやく香川がゴールを挙げたシャルケ戦を観ることができた。ルール・ダービーだ。残念ながら内田はまだ故障が癒えないが、香川はいつものトップ下。ロイスが負傷で代わりに右SHカストロが先発した。

 序盤からドルトムントがパスをつないで攻めていく。しかしシャルケのプレスも早い。中からの攻撃は形にならず、サイドから攻めるが、決定的なチャンスはなかなか訪れない。逆に20分、シャルケが左SBアオゴのクロスからFWザネがシュート。これが両チーム最初のシュートだ。ドルトムントも28分、CBフメルスの縦パスから右SHカストロがスルーパス。OH香川が走り込み、クロスにCFオバメヤンがシュート。DFがブロックする。

 そして30分、右SHカストロのスルーパスに右SBギンターが走り込むと、クロスにOH香川がヘディングシュート。これが決まり、ドルトムントが先制点を挙げた。喜ぶ香川。しかし33分、CBフメルスからの縦パスをCHゴレツカがカットすると、長い縦パスにFWザネが走り込む。DFをかわしてクロスにFWフンテラールがシュート。シャルケが狙い通りのショートカウンターですぐに同点に追い付いた。

 それでも前半はドルトムントがパスを回して攻める。35分にはCHギュンドアンミドルシュート。37分、ショートCKからOH香川が戻すと、左SHムヒタリャンのクロスに右SBギンターがヘディングシュート。そして43分、OH香川のスルーパスに左SHムヒタリャンが走り込むと、中につないで左SBシュメルツァーが走り込む。クロスはDにクリアされるが、これで得たCKをムヒタリャンが蹴り込むと、右SBギンターがニアに飛び込むヘディングシュート。これが決まり、ドルトムントが前半のうちに勝ち越し点を挙げた。シャルケアディショナルタイム1分、CBマティブの縦パスをFWフンテラールがポストとなって、角度の付いたパスにFWザネが走り込む。ゴール前にクロスを入れるが、中に走り込んだ右SHディサントがDF二人に囲まれてシュートは打てず。前半は2-1。ドルトムント1点のリードで折り返した。

 後半も序盤はドルトムント・ペース。2分、左SHムヒタリャンの仕掛けを右SBカイサーラが倒してFK。これをCHギュンドアンが狙うが、わずかにポストの右。しかしその後のゴールキックからCHバイグルが縦パス。左SHムヒタリャンが縦につなぐと、右SHカストロのスルーパスにCFオバメヤンが抜け出しシュート。ドルトムントが突き放す3点目を挙げた。

 その後も攻め続けるドルトムント。4分、CHギュンドアンミドルシュート。5分、左SHムヒタリャンからCFオバメヤンが右につなぎ、CHギュンドアンミドルシュート。しかしGKフェールマンがナイスセーブ。9分、CHギュンドアンのスルーパスにCFオバメヤンが抜け出して、クロスに左ムヒタリャンがGKと一対一。だがシュートはGKフェールマンがセーブした。

 シャルケは11分、左SHマイアーに代えてシュポモティングを投入。これで少しシャルケが押し返す。しばらく膠着した状態が続く。いや、続いていたと思う。居眠りしてたから。24分、ギュンドアンのCKにCBパパスタソプロスがドンピシャのヘディングシュート。しかしこれもGKフェールマンがナイスセーブで弾き出した。直後、CHコラジナツをホイビヤクに交代。すると26分、中盤の争いで勝ったCHゴレツカがそのままドリブルしてクロス。CBパパスタソプロスのクリアはキックミス。FWフンテラールが詰めてシュートを決めた。シャルケが1点差に詰め寄った。

 34分には右SBカイサーラのスローインからCHホイビヤクが走り込んでミドルシュート。GKブエルキがナイスセーブする。41分、カストロに代えてCHベンダーを投入。香川を右SHに上げる。アディショナルタイムには左サイドで時間を稼ぎ、CHギュンドアンが右SBギンターとのワンツーで抜け出してシュートを放つが、GKフェールマンがナイスセーブした。

 結局このままタイムアップ。今季初のルール・ダービーはドルトムントが3-2と快勝した。もっとも後半はシャルケも盛り返して互角の展開。ルール・ダービーらしく終盤にはかなり荒れた展開にもなった。それでも常に先制していったドルトムントが勝利を飾り、首位バイエルンに付いていく意地を見せた。香川もいつものとおり、よくボールサイドに寄ってはつないでいく。そしてゴールという結果も出た。シンガポール戦では後半途中からの出場に留まったが、調子はかなり良さそうだ。さらなる活躍を期待する。