とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

天皇杯4回戦 ガンバ対フロンターレ

 週末にサッカー4ゲーム観戦。サッカーを観ていると、仕事のことを忘れられる。ガンバは宇佐美と藤春が代表に招集され、左SHに大森、左SBにはオジェソクが先発した。対するフロンターレは毎試合のようにメンバーが変わるが、小林悠がまたケガのため、シャドーストライカーには杉本と中野が先発。車屋を左WBに置いて、小宮山を左CBにする3-4-3の布陣だ。

 序盤からホームのガンバが攻めていく。7分、左SH大森の縦パスからCFパトリックがシュート。10分、左SH大森の落としからOH倉田がミドルシュート。DFに当たったこぼれをCFパトリックがシュート。17分、CH遠藤の縦パスからOH倉田がミドルシュート。18分には左SH大森がミドルシュート。特にOH倉田が積極的にシュートを放っていくのが目に付いた。

 フロンターレは25分、FW杉本の落としからCH大島が放ったミドルシュートがこのゲーム初めてのシュート。しかしこのシュートを契機に、次第にフロンターレが押し返していく。30分、FW杉本の縦パスに抜け出したCF大久保のクロスからCH中村憲剛が走り込んでシュート。しかし枠を外す。35分にはCF大久保のクロスに左WB車屋がヘディングシュート。フロンターレがパスをつないで攻めていく。そして40分、CH大島のドリブルからFW杉本が落として、FW中野がクロス。しかしゴール前に詰めたCF大久保の手前でGK東口がわずかに触ってコースを変える。大久保、シュートを打てず。

 終盤、圧倒的に攻めたフロンターレだったが、アディショナルタイムに一瞬の綻びを突かれる。アディショナルタイム2分、GK東口のロングパスを受けた右SH阿部が中に落とすと、OH倉田がドリブル。縦に送ってCFパトリックが受けると右サイドに流れてクロス。そこに左SH大森が走り込みゴールに押し込んだ。ガンバが1点リードで前半を折り返した。

 後半最初からフロンターレは前半ほとんど活躍のなかったCB小宮山に代えてFW田坂を投入。中野を左WBに開き、車屋をCBに下げた。しかし後半もガンバが積極的に攻めていく。3分、右SH阿部のフィードを受けたCFパトリックが前に仕掛けると、落としをOH倉田が受けて切れ込みシュート。バーを叩く。フロンターレも4分、CH中村憲剛の縦パスからCF大久保が抜け出し、クロスにFW田坂がシュート。6分にはFW田坂のクロスにFW杉本がヘディングシュート。しかしGK東口がキャッチした。

 攻め込むフロンターレ。しかし8分、ガンバはカウンターから追加点を挙げる。自陣でボールを持ったOH倉田がそのままドリブル。あれよあれよとフロンターレ・ゴールに迫り、シュート。追加点。フロンターレを突き放す。その後も必死に反撃するフロンターレ。11分、FW田坂のミドルシュートは枠を外す。16分、CH大島の縦パスからFW田坂が反転シュートを見せるが、GK東口が正面でキャッチ。22分、ガンバもCFパトリックのキープから右SH阿部のスルーパスにパトリックが走り込みシュート。わずかに右に外れる。

 24分には守備固め、ガンバが右SH阿部に代えてCH井手口を投入する。30分、左WB中野のアーリークロスにFW杉本がヘディングシュート。しかしこれもGK東口がキャッチする。31分には中野に代えてCH橋本を投入し、中村憲剛を上げて攻めるが、効果なし。次第にミスも多くなり、44分にはパスミスを逆に奪われて、CH井手口にミドルシュートを放たれる。結局そのままガンバが逃げ切って2-0。ガンバがベスト8進出を決めた。

 終わってみればガンバ快勝というゲーム。攻撃重視のフロンターレはやはり守備の局面で脆さを露呈する。一方、ガンバには地力の差を感じた。次節、最終節でリーグ年間順位3位を目指すが、そこが無理でも天皇杯は確保したい。昨年3冠王者の執念を感じた一戦だった。