とんま天狗は雲の上

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Jリーグ第2ステージ第17節 サンフレッチェ対ベルマーレ

 サンフレッチェ優勝おめでとう! 年間1位も決めて、チャンピオンシップは決勝からの登場となった。優勝を決めたベルマーレ戦も相手を寄せつけない強さを見せつけた。序盤、前から積極的にプレスをかけるベルマーレ。それをワンタッチパスでかわすサンフレッチェ。CH青山からCF佐藤へのホットラインの縦パスが出る。それをカットしてカウンターを仕掛けるベルマーレベルマーレの中央が堅いとみればサイドから攻撃を仕掛けていくサンフレッチェ。前半序盤、お互い特徴を出した攻防が続く。

 10分、左WB菊池大介が中に切れ込んでミドルシュート。さらに続くCKから菊池大介ミドルシュートを放つ。広島でスコアレスの攻防が続く中、レッズはヴィッセル相手に3点を先制する。しかしサンフレッチェは落ち着いて攻めていく。19分、CB塩谷の縦パスからFWドウグラスがシュート。ベルマーレも21分、CB遠藤のフィードから右WB藤田征也のクロスにFW高山がフリー。だがうまく当たらずシュートミス。

 すると23分、CB塩谷のフィードに走り込んだ右WBミキッチが戻しのパスを入れると、FWドウグラスミドルシュート。DFに当たってゴールに吸い込まれる。サンフレッチェが先制した。すると直後の25分、今度はCH青山がミドルシュートを叩き込む。2-0。そしてその後しばらく膠着した展開が続いたが、42分、CH青山から左に流すと、左WB清水が仕掛けてクロスにCF佐藤がヘディングシュート。サンフレッチェ、3点目。佐藤がついに中山雅史に並ぶJ1通算157ゴールを挙げた。佐藤寿人の場合、この他にJ2でのゴールも加えると200ゴールを越えるからさらにすごい。前半で3-0とサンフレッチェがゲームを決めた。

 後半に入ってもさらにサンフレッチェが攻める。2分、右WBミキッチのクロスにCB塩谷がミドルシュートベルマーレも6分、FW古林のクロスにCF大槻がヘディングシュート。3点差を付けられたがベルマーレもゲームをあきらめない。しかし7分にはサンフレッチェが左サイドからパスをつなぎ、サイドチェンジ。右WBミキッチミドルシュートを放つ。9分にはカウンターからFWドウグラスミドルシュート

 12分、ベルマーレは右FW古林、CF大槻に代えて、左FW山田とCF藤田祥史を投入。15分にはCH永木の縦パスから左WB菊地大介がミドルシュートを放つ。サンフレッチェも16分、CF佐藤を浅野に交代。大きな拍手に包まれる。すると18分、FW柴崎のスルーパスにCF浅野が走る。GK秋元が飛び出しセーブするが、浅野の速さはやはり脅威だ。23分には右WBミキッチに代えて柏。すると直後、右WB柏のクロスにCF浅野が飛び込む。24分にも右WB柏のクロスにFWドウグラス。ここはCBアンドレ・バイアがクリア。さらに26分、CH柴崎の縦パスにCF浅野がドリブルで走り込み、切り返してミドルシュート。GK秋元がナイスセーブで弾き出す。さらに右WB柏のクロスにCF浅野がヘディングシュート。そして27分、今度は左WB清水のクロスにFWドウグラスがダイビングヘッド。サンフレッチェが4点目を決める。

 29分にもCH青山のフィードに走り込んだCF浅野の戻しからFWドウグラスがシュート。ベルマーレは右WB藤田征也に代えてCB坪井を投入。浅野にマンマークで付ける。右SBには高山。4-2-3-1の布陣にして守る。しかし32分、CB佐々木の縦パスにCF浅野がCB坪井を背負いながらミドルシュート。GK秋元がナイスセーブ。ベルマーレも38分、CH遠藤のクロスにCF藤田祥史がヘディングシュート。さらに左SB三竿のCKからCF藤田祥史がヘディングシュート。GK林が弾き出す。そして44分、右WB柏のクロスにFWドウグラスがシュート。ドウグラスハットトリックを決めて5-0。サンフレッチェが快勝で第2ステージ優勝。そして年間勝ち点1位を決めた。

 第2ステージのサンフレッチェは強かった。攻撃時にDFラインに下がる森崎和幸に対してFW柴崎が下がってサポートし、左WB柏の活躍も目立った。そしてCF佐藤にゴールをさせようとCHやCBから縦パスを入れる中、FWドウグラスの得点力が光った。完璧。これで年間勝ち点1位を決めて、チャンピオンシップは決勝からの出場となる。レッズかガンバか、どちらが上がってくるにせよ、サンフレッチェのサッカーは変わらない。しかも相手は中3日に対して中9日。最後はホームで試合ができる。奢ることなく、油断することなく、このサッカーを極めてほしい。いいサッカーが見られることを期待したい。