とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第14節 マンC対サウサンプトン

 今シーズン初めてサウサンプトンのゲームを観る。ここまで8位。吉田は右SBで1試合ぶりの出場だ。対するマンCは前節リバプールに完敗。その後のCLもユベントスに負けて2連敗中。ここは何としても勝っておきたいところ。サウサンプトンも前節敗戦だが、今季連敗なし。アウェイでの敗戦もなしとジンクスに期待。

 ところが序盤からマンCが圧倒する。1分、左FWスターリングがCHトゥーレとのワンツーで走り込み、シュートを放つが、GKステレケンブルクがナイスセーブ。6分、左SBコラロフのFKもGKステレケンブルクがファインセーブ。弾いたところにマンCの選手が3人飛び込んでくるが、かろうじてGKステレケンブルクが抑えた。

 しかし9分、右SB吉田がボールを持ってパスの出し処を探していると、左FWスターリングが寄せて奪い取る。そしてそのままドリブル。クロスに右FWデブライネがシュート。マンCが幸先よく先制点を挙げた。というか、吉田痛恨のミス。ここまでマンCの攻撃を何とかしのいでいたのに、あっさりと先制点を献上してしまった。さらに11分にはCHワンヤマから右SB吉田へのパスを左FWスターリングに奪い去られる。13分にはCHロメウからワンヤマへのパスをCHデルフに奪われ、スルーパスにCFアグエロが走り込む。GKステレケンブルクが飛び出し何とか抑えるが、マンCのプレスの前にサウサンプトンにミスが続出する。

 そして19分、CFアグエロが右FWデブライネとのワンツーで抜け出しドリブル。CBフォンテが何とかブロックするが、続くデブルイネのCKにCHファルナンジーニョがヘディングシュート。DFがブロック。そして次のCKに今度はCHデルフがミドルシュート。CBファンデイクに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれる。マンCが追加点を挙げた。

 22分、CBファンデイクのミドルシュートはわずかにバーの上。これがサウサンプトン初めてのシュート。27分にはMFウォードプライスのFKをGKカバジェロがパンチング。CHマンヤマがボレーシュートを放つが、GKカバジェロがナイスセーブを見せる。29分、MFウォードプラウスのFKはわずかに右上に外れる。36分にはCBフォンテが足を痛め、コルカーと交代する。

 41分、OHウォードプラウスのスルーパスにCFロングが抜け出しシュート。しかしまたもGKカバジェロがファインセーブ。終盤はようやくサウサンプトンが押し返していくが、44分、OHウォードプラウスからのバックパスに右SB吉田と息が合わず逸らすと、CHトゥーレがドリブルで独走。最後はトラップが大きくなってGKステレケンブルクがセーブしたが、やはり吉田のところでミスが発生する。前半は2-0のマンCリードで折り返した。

 サウサンプトンは後半頭からCHロメウに代えて左SHタディッチを投入。ウォードプラウスをCHに下げる。1分、右SB吉田から左FWスターリングがボールを奪い、ドリブルからクロスを入れる。ゴール前は合わなかったが、やはり吉田がスターリングのリズムについていけない。右SBに入りながら吉田が上がる場面は全くなし。スターリングに怯えて、CBに戻すパスが多い。それでも4分、OHウォードプラウスが早いリスタートでスルーパスを入れると、走り込んだOHマネのクロスにCFロングがヘディングシュート。サウサンプトンが後半の早い時間に1点を返した。

 さらに17分、左SHタディッチがスルスルとドリブルで抜けると、GKカバジェロが寄せてきたところでループシュート。しかしGKカバジェロが手を伸ばしてナイスブロック。はね返りをCFロングがミドルシュートを放つが、CHフェルナンジーニョに当たってコースを外れる。次第にサウサンプトンが押し返し、互角の展開。マンCは19分、CFアグエロに代えてボニを投入する。21分、CHトゥーレがミドルシュートを放てば、22分、左SHタディッチがミドルシュート。GKカバジョロがセーブした。そして24分、左FWスターリングのドリブルから中にパス。CFボニが落として、右SHデブルイネのクロスに左SBコラロフがシュート。マンCがダメ押しの3点目を入れた。

 その後はマンCが25分、デルフに代えてCHフェルナンドを投入し守備を固める。さらに30分には久しぶりにダビド・シルバが登場。サウサンプトンも38分、カウンターで4対2、ドリブルで運んだマネだったが、最後まで自分でシュートを狙って、GKカバジェロにセーブされた。マンCも43分、CHトゥーレから右に流し、右FWデブライネがDFとGKの間に絶妙なクロス。CFボニがシュートを放つが、枠を大きく外してしまった。

 結局このままタイムアップ。3-1でマンCが勝利して再び首位を奪い返した。ようやくシルバが交代出場し、またボニも登場したが、CBコンパニーはケガでまだ出場できない。GKハートもケガをしてしまった。首位と言っても全く予断を許さない。またマンCにエンジンがかかるのだろうか。一方、吉田は右SBではまだまだ不安定。スターリングが交代したゲーム終盤になってようやく前へのフィードやクロスも1本入れたが、それまでは消極的なプレーに終始した。こんなプレーを続けていると右SBのポジションすら怪しくなる。もっと活躍する吉田を見てみたい。