とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第16節 レスター対チェルシー

 第15節が終わった時点でレスターが首位にいるなんて誰が想像しただろうか。とは言え、ここまで強豪と当たってこなかったことも事実。先日のマンU戦はドローで終わった。今節はチェルシーとの対戦。今シーズンのチェルシーはここまで14位。CLではグループリーグを突破したものの、リーグでは降格圏内まであとわずかと非常に苦しんでいる。このゲーム、CFコスタ、CBテリー、GKクルトワと復帰して、トップ下にはアザール、オスカル、ウィリアンと3人が並ぶ。ようやくいつものメンバーが揃ってきた。

 開始2分、レスターの右SHマレズがドリブルで中に切れ込み、ミドルシュート。GKクルトワがキャッチするが、序盤からホームのレスターに推進力がある。しっかりと前からプレスをかけてチェルシーを追いこんでいく。チェルシーも14分、OHオスカルのクロスに左SHアザールがシュート。DFがブロックする。

 16分、CHドリンクウォーターが太股裏を痛めてキングに交代する。しかしレスターの勢いに変わりはない。18分、スローインからDFのクリアを右SHマレズが拾ってミドルシュート。前から積極的にボールを追うレスターに対してチェルシーのプレーが非常に淡泊に映る。30分、FWバーディーのチェックを受けて腰を打った左SHアザールがペドロに交代。打撲だと思うが、自ら交代を申し出るアザールの姿からも精神的に淡泊な感じがする。

 32分、CHカンテがミドルシュート。そして34分、CHカンテの縦パスをFWバーディーがポストになって、FWウジョアが右に展開。右SHマレズのクロスにFWバーディーがタイミングよくDFのあいだを斜めに走り込んでシュート。レスターが先制点を挙げる。チェルシーも36分、ウィリアンのCKからCHマティッチがヘディングシュート。しかし枠を外す。前半は1-0、レスターのリードで折り返した。

 後半になってもレスターの勢いは変わらない。というかチェルシーの覇気のなさが変わらない。そして3分、左SHオルブライトンからのサイドチェンジを受けた右SHマレズが左SBアスピリクエタをフェイントでかわしてミドルシュート。これが見事に決まり、レスターが追加点を挙げる。2点差を付けられたチェルシーは8分、CBテリーに代えてCHセスク・ファブレガスを投入。3バックに3ボランチ。3-3-3-1で攻める。

 15分、OHオスカルの縦パスにCFコスタと競ったDFのヘディングを右SHペドロがシュート。しかしDFの囲みが早くはね返す。17分にはCHファブレガスからきれいなスルーパス。CFコスタが抜け出すが、シュートはGKシュマイケルがナイスセーブ。続くウィリアンのCKにCBイバノビッチがシュートをするも、DFがブロックした。

 20分、OHオスカルに代えてFWレミを投入。21分にはFWレミから右に展開。右SHペドロのクロスにCHファブレガスがヘディングシュート。しかしGKシュマイケルがキャッチした。22分、FWレミのドリブルからクロスを左SHウィリアンが落とし、CHマティッチがミドルシュート。DFのブロックのこぼれを右SHペドロがシュート。チェルシーは途中出場のレミが好調。中心となって攻める。そして32分、左SHペドロがドリブル突破からクロスを入れると、FWレミがヘディングシュート。ようやく1点を返した。しかしレスターは37分、右SHマレズに代えてCHインラーを投入して守備を固める。さらに43分にはFWバーディーに代えて岡崎が出場。前線からよく追いかけてチェルシーの攻撃を封じる。そしてタイムアップ。2-1。レスターが内容的にも上回って快勝。首位の勢いを見せつけた。

 これで引き続き首位を守ったレスター。次節はエバートン。その後はリバプール、マンCと続く。いよいよ正念場。しかしその勢いには目を見張る。岡崎が2試合連続先発から外れたのは残念だが、ラニエリ監督は相手によってウジョアと使い分けている感じ。ぜひ次は先発してゴールを決めてほしい。