とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第18節 リバプール対レスター

 前節、岡崎のゴールでエバートンに勝利し、10戦負けなしで首位を行くレスター。対するリバプールはクロップ監督就任当初は勝利を重ねたもののこのところ勝利に見放され、2敗1分と3試合勝利がない。しかしリバプールのホーム、アンフィールドのサポーターが熱く応援する中、序盤から積極的にプレスをかけていく。

 3分、左SHコウチーニョミドルシュートを放つと、10分にはFWフィルミーノのスルーパスにFWオリギが抜け出しシュート。CBモーガンが戻ってブロックする。リバプールは前からのプレスも厳しく、ボールを奪えばピッチ幅広くパスを回してポゼッション高くレスターを圧倒する。それでも15分、CHヘンダーソンからFW岡崎がボールを奪うと、右に流して右SHマレズがドリブル。クロスにCHカンテが前に送ると、FW岡崎が反転。しかしCBサコの足がかかり、倒れながらのシュート。PKも取ってもらえない。

 リバプールも16分、右SBクラインの縦パスにFWオリギが走り込み、クロスに左SHコウチーニョミドルシュート。17分には、左SBフックスからFW岡崎への縦パスをCHヘンダーソンがカット。スルーパスに右SHララーナが走り込みシュートを放つが、サイドネットに突き刺さる。さらに23分、CHエムレ・ジャンがミドルシュート。GKシュマイケルがナイスセーブ。25分、CHヘンダーソンの縦パスに抜け出したFWオリギがニアを狙うシュート。しかしこれもGKシュマイケルがナイスセーブする。さらに27分には右SHララーナのフィードにFWオリギが走り込みシュート。リバプールは中盤から縦に速く、長いボールを放り込み攻めていく。中でもFWオリギの走り込みが目立つ。またロブレン、サコの両CBも積極的に前に上がってくる。33分にはヘンダーソンのFKにロブレンガヘディングシュートを放つ。

 しかし38分、オリギが足の不調を訴え、ベンテケに交代。レスターも42分、右SHマレズがドリブルでDFを複数抜き去ってシュートを放つが、GKミニョレがナイスセーブ。前半はリバプールが押し込む展開ながら、スコアレスで終わった。

 後半に入りレスターも前から積極的にプレスをかけ始める。1分にはFWバーディーがミドルシュートを放つ。リバプールのプレスも変わらない。両者、中盤から激しいプレスの応酬。つぶし合い。両チームともなかなかシュートまで至らない。そして18分、リバプールが中盤左サイドからFWフィルミーノのドリブルで攻め込むと、クロスにFWベンテケがシュート。レスターはゴール前に多くの人数がいるもののベンテケへのマークがいない。フリーで打たれたシュートがネットを揺する。ゴール。リバプールが先制点を挙げた。

 その後23分にはレスターが岡崎とバーディーの両FWをCFウジョアと左SHダイアーに交代。オルブライトンを右SHに回す。29分には左SBフックスのクロスに左SHダイアーが走り込みシュートを放つが、GKミニョレの正面。35分にはマレズに代えてクラマリッチを投入。しかし前線からのプレスがなく。収まらない。逆にリバプールが攻める。39分、左SHコウチーニョミドルシュートはバーを掠って外れる。42分、FWフィルミーノのシュートはわずかにポストの右。45分にはレスターの攻めからリバプールのカウンターが速い。しかしレスターもCBモーガンを中心によく守る。最後はGKシュマイケルも上げてゴールを狙うが、逆にカウンターを仕掛けられる。結局このままタイムアップ。リバプールが1点を守り切り、首位レスターに二つ目の黒星を付けた。

 ゲーム内容的にはリバプールがクロップ仕込みのプレスで圧倒。レスターはバーディーと岡崎を下げた時点で反撃の芽がなくなったような感じを受けた。どちらが首位かわからないゲームではあったが、そうしたゲーム内容でここまで勝ち進んできたことも事実。次は中2日でマンCと厳しい日程が続く。岡崎は先発出場できるだろうか。2位アーセナルも大敗し、まだレスターに運が残っているらしい。岡崎の活躍を期待したい。