前節、チェルシーの大敗で首位に並んだマンC。このまま一気にいきたいところだが、このゲームからヤヤ・トゥーレがアフリカネーションズカップ出場のため不在。CHにはフェルナンジーニョとフェルナンドを並べてきた。一方のエバートンだが、第15節でマンCと対戦したゲームでは残念な判定でPKを取られての敗戦。だがそれ以外のパフォーマンスはよく、未だ13位に低迷しているとは信じられない。ルカクも先発し、ホームの声援を受けて序盤から積極的にプレスをかけていく。
序盤、マンCもなかなか攻撃の形が作れない。10分、OHシルバのドリブルから右に流し、CFヨベティッチがシュート。14分、エバートンがバックパスの処理をCBジャギエルカがミスり、OHシルバが拾って右に流して右SHナバスがシュート。お互い攻めあぐねる展開が続く。
エバートンも16分、マンC陣地に攻め込んで、CHベシッチがシュート。マンCはフェルナンジーニョとフェルナンドの守備はいいのだが、攻撃になるとOHシルバ任せ。連動的な攻撃が見せられない。20分、左SHナスリからのパスをCFヨベティッチがスルーパス。OHシルバの落としからヨベティッチがシュート。30分、CFヨベティッチの縦パスからOHシルバがクロス。セットプレーで上がっていたCBマンガラがヒールでシュートを放つが、CBジャギエルカがクリア。32分、エバートンのCKをDFがクリアし、右SHナバスがドリブル。右に流してシルバがゴールに迫るが、CHベシッチが身体を入れる。33分、OHシルバの縦パスからCFヨベティッチがシュート。34分にもヨベティッチがシュートを放つが、DFがブロックする。
エバートンがよく守る。そして攻撃もカウンターからよくがんばる。40分、右SHマクギーディーのクロスにCFルカクが走り込むが、GKハートがセーブ。43分、右SBコールマンの縦パスにCFルカクが抜け出しシュート。GKハートがナイスセーブ。はね返りをコールマンがミドルシュート。クロスバーを叩く。前半本当に惜しいシュートはこの1本。お互い攻めるが、最後の一線は守り切る。前半はスコアレスで終えた。
後半2分、エバートンはOHバークリーのFKはわずかにゴールの右。5分、CHベシッチのフィードにCFルカクが走り込み、CBマンガラをかわしてゴールに迫る。が、PA前でマンガラが倒してFK。12分、今度はCFルカクがCBマンガラをかわしてシュート。しかしGKハートがわずかに触ってコースを変える。ルカクとマンガラの対決は見応えがある。
しかしお互いなかなかゴールが奪えない。15分、ナスリのFKはGKロブレスがパンチング。18分、OHシルバのミドルシュートは枠を外す。20分、カウンターで右SHナバスが走り、クロスにCFヨベティッチが走り込むが、CBストーンズが身体を入れる。お互い譲らない。
すると22分、CFヨベティッチに代えてケガ上がりのアグエロを投入する。エバートンは25分、右SBコールマンのドリブルをCHフェルナンジーニョが倒して得たFKを左SBベインズが蹴ると、GKハートに左SHネイスミスが身体をぶつけ、こぼれたボールをCBジャギエルカがシュート。ゴールを揺すったが、その前のプレーがファールを取られた。マンCは26分、OHシルバのパスを受けてCFアグエロがシュート。しかし枠に入らない。
そして29分、エバートンが攻め込みCFルカクがボールを持つと、右SBサバレタが勇気あるタックル。ボールを奪うと、CHフェルナンジーニョがドリブルで前にボールを運ぶ。右に流して、右SHナバスのクロスを左SHナスリが落とし、OHシルバがシュート。DFに当たったボールをフェルナンジーニョがヘディングで押し込み、ついにマンCが先制点を挙げた。
しかしエバートンも負けていない。33分、左SBベインズのFKにニアに左SHネイスミスが飛び込む。ヘディングシュート。エバートンが同点に追いつく。その後はエバートンがミララス、マンCはランパードとコラロフを投入して攻めるが、お互いシュートはGKがセーブ。最後はマンCが攻め込むが、エバートンも守り切る。結局1-1。ドローで終わった。
せっかくの首位に立ったのに、次節で勝ち点1。チェルシーのゲームの前に惜しい結果となった。が同時にエバートンのがんばりも大いに評価したい。どうしてこんなチームが13位にいるのだろうか。マンCも気を取り直して、第23節チェルシーとの決戦に臨みたい。どんなゲームになるか、今から楽しみだ。