とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ブンデスリーガ 第21節 フランクフルト対シャルケ

 ブンデスリーガは既に第22節が始まっているが、その前に内田と長谷部が対戦した第21節、フランクフルト対シャルケ戦を観た。残念ながら乾は最後までベンチを温め続けたが、長谷部は21節連続先発でアンカーに座る。
 序盤から前掛かりなフランクフルトだが、前半はシャルケがカウンターから何度もチャンスをつかんでいく。8分、左SHバルネッタから右サイドへのスルーパスに右WB内田が抜け出すと、GKと一対一。しかし、FWボアテングとFWシュポモティングが駆け上がった左へパスをする。これがタイミングが合わない。シュートを打ってほしかったな。
 その後も13分には右SHヘーガーからのスルーパスに右WB内田が走り込み、倒されてFKを得る。CBマティブがヘディングシュートを放つが枠の外。15分、左SHバルネッタのクロスのクリアを右SHヘーガーがボレーシュート。GKトラップがナイスセーブ。17分、左SHバルネッタのスルーパスに左WBフックスが走り込むが、トラップが長くなったところをGKトラップがセーブした。21分にはFWシュポモティングのポストに右SHヘーガーが走り込み、ドリブルからシュート。これもGKトラップが止める。
 前半はシャルケ・ペース。CH長谷部の相棒のはずのシュテンデラが自由に前に行ってしまうので、長谷部がいつも一人でバイタルエリアを守る形。そこを突いてシャルケが何度もチャンスをつくっていくが、ゴールを決められない。すると次第にフランクフルトの攻撃がシャルケの守備ラインを突破し始める。
 23分、CHシュテンデラの縦パスに右SHアイクナーが抜け出しクロス。FWセフェロビッチが走り込む。シュートは合わなかったが、次第にシャルケの左サイドを攻略し始める。シャルケも内田の右サイドから攻撃をしかけ、互角の展開。33分、フランクフルトは右SBチャンドラーが右サイドをドリブルで上がり、スルーパスに右SHアイクナーがクロス。34分、左SBオプチカのCKにCBマドルンクがヘディングシュート。
 シャルケも負けていない。42分、FWボアテングから右に展開。右SHヘーガーのクロスに何と右SB内田がゴール前に飛び込んでいくが、わずかに届かない。44分、右SHヘーガーが左SHバルネッタとのワンツーで抜け出しシュートを放つ。GKトラップがまたもナイスセーブ。前半はフランクフルトのGKトラップの好守備の前に無得点で終わった。
 後半頭からフランクフルトは左SHキッテルをピアゾンに代える。1分、FWセフェロビッチがミドルシュート。5分、シャルケバルネッタのCKにCHキルヒホフがヘディングシュート。9分にはCH長谷部がスルスルとドリブルをしてPA内まで進入していく。後半はフランクフルトの中盤も長谷部以外の選手がケアするようになり、フランクフルト・ペースになっていく。そして19分、右SHアイクナー、CHシュテンデラ、右SBチャンドラーとつないで右サイドを崩し、チャンドラーのクロスに左SHピアゾンが飛び込む。ヘディングシュートが決まり、ついにフランクフルトが先制点を挙げた。
 その後はフランクフルトの守備意識が高まる。シャルケは23分、バルネッタに代えてマックス・マイアーを投入。何度か突破を仕掛けるが、長谷部がファールを覚悟して止める。5枚目のイエローカードをもらい、次節出場停止。34分にはFWボアテングに代えてプラッテ。37分、左SBフックスに代えてFWサムを投入する。
 41分、サムのCKにFWプラッテがヘディングシュート。GKトラップがナイスセーブ。44分、FWシュポモティングがドリブルでゴールに迫りシュートを放つも、これもGKトラップが止める。さらにヘーガーのCKにCHキルヒホフがヘディングシュート。しかしGKトラップが正面でキャッチした。結局、このままタイムアップ。シャルケは何度も絶好機をつかんだが、GKトラップの好セーブに止められ無得点。1-0でフランクフルトが勝利した。
 フランクフルトの攻撃的な姿勢は面白いが、長谷部が可哀想。次節、長谷部が出場停止で大丈夫だろうか。マインツとのゲームも見てみたい。シャルケはやはりフンテラールの出場停止が痛い。レアル・マドリードとのCLも敗戦。大丈夫かな。CLでも内田がシュートを放っていたが、今度こそ内田のゴールで閉塞感を破ってほしいものだ。