とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ 第26節 マンC対ニューカッスル

 アフリカ選手権に優勝して、ようやくヤヤ・トゥーレが帰ってきた。彼がいない間の6ゲームでわずか1勝。ヤヤ・トゥーレの存在はマンCにとってあまりに大きかった。加えて、トゥーレと一緒にボニもやってきた。先にゲームのあった首位のチェルシーはドロー。追い上げるチャンスがやってきた。
 開始50秒、FWジェコがタッチライン際まで走り込むと、CBウィリアムソンのクリアをCHアニータがトラップミス。これをすかさずジェコが狙うと、アニータの足がかかってしまう。これで得たPKをアグエロが落ち着いて決めて、マンCが幸先よく先制ゴールを挙げた。
 ニューカッスルもすぐに反撃する。10分、右SBヤンマートがドリブルで中に切れ込んでミドルシュート。しかし12分、中盤深い位置からCHヤヤ・トゥーレが縦パス。受けた左SHシルバが左に流し、FWジェコのクロスがDFに当たってこぼれたところを右SHナスリがシュート。あっという間に追加点を挙げる。
 これですっかり余裕が出たマンCはパスを回してじっくり攻めていく。17分、CHフェルナンジーニョの縦パスにFWジェコがミドルシュート。そして21分、中盤低い位置から左SHシルバが長い縦パス。これにタイミングよくジェコが飛び出し、胸トラップからシュート。早々と3点差をつけた。
 ニューカッスルの攻撃の中心はOHシソコ。25分、OHシソコがドリブルからミドルシュート。だが枠を外す。マンCはニューカッスルに攻めさせてもゴール前には寄せ付けず。ヤヤ・トゥーレが入ると、すっかり落ち着きと安定感が出る。面白いようにパスが回り、でもちょっとやりすぎ。最後の最後で少し合わない。35分、左SAHシルバのスルーパスにFWジェコが抜け出し、戻しのパスは走り込んだシルバに合わなかったけど、後ろからCHフェルナンジーニョが走り込んでミドルシュート。GKクルルが正面でセーブした。
 後半開始からニューカッスルはCHアニータをアベに交代。2分、右SHに出たシソコのクロスにCDシセがボレーシュート。だがCBコンパニーが足に当て、コースの変わったシュートをGKハートがファインセーブ。そして6分、FWアグエロが中盤左サイドからDFのチェックにバランスを崩しつつも立て直しそのままドリブル。PA前で右に流し、右SHナスリのクロスに左SHシルバがシュート。マンC、4点目。
 さらに8分、CHトゥーレの長い縦パスに飛び出したFWアグエロが胸で落とし、左SHシルバがミドルシュート。見事に決まり、ついにマンCが5点目を入れる。守ってもマンCの切り替えが速く、すぐにプレス。ほとんどマンCが一方的な展開。そして15分、シルバとアグエロに代えて、右SHナバスとFWボニを投入。ボニ、マンC初出場だ。しかし、この交代でマンCの攻撃がペースダウン。時間が刻々と過ぎていく。
 31分、GKクルルのキックをCHトゥーレがカットして、縦パスにFWボニが抜け出す。しかしシュートはGKクルルがナイスセーブ。マンC初ゴールはならなかった。その後はコラフのFKもあったが、ゲームは動かず。5-0でマンCが勝利した。
 ヤヤ・トゥーレが帰ってきて、すっかりチームに落ち着きと安定が戻った。これでチェルシーとの勝ち点差は5。チェルシーももたついているようで、十分逆転可能だ。今年のプレミアリーグはこれからが面白くなりそうだ。