とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ 第29節 チェルシー対サウサンプトン

 肉離れが痛くて、サッカー観戦どころではない。それでも昨日からようやく足の痛みも治まってきて、録画してあったチェルシーサウサンプトンの一戦を観ることにした。吉田の活躍を期待したが残念ながらベンチ。アルデルウェイレルトがケガから復帰してCBで先発した。ワントップはロング。ペッレも今シーズン初めてベンチに座る。一方のチェルシーはいつものメンバー。CLから中3日の疲れだけが気になる。
 序盤はチェルシー・ペースで進む。4分、右SHウィリアンがドリブルで仕掛け、左に回して左SBアスピリクエタミドルシュート。6分には右SHウィリアンが左SHアザールとのワンツーで抜け出すが、ラインを割る。しかし13分、左SHアザールが中へドリブルで切れ込み、CFジエゴ・コスタのポストから縦パスにアザールが走り込むと、一旦右に開いて、右SBイバノビッチのクロスにCFジエゴ・コスタが走り込みヘディングシュート。チェルシーが早々と先制点を挙げる。
 しかしそこからのサウサンプトンの反撃が見事だった。13分、左SHタディッチが左SBバートランドとのワンツーで走り込み、戻したパスをOHマネがシュート。GKクルトワがナイスセーブ。さらにクリアボールから右SBクラインがクロスを入れると、CHワンヤマの落としから左SHタディッチがミドルシュート。そして19分、OHマネがCHワンヤマとのワンツーでPA内に走り込むと、チェルシーのCHマティッチがチェックに行って倒してしまう。PK。これをタディッチが決めてサウサンプトンが同点に追い付いた。
 その後もサウサンプトンの勢いが止まらない。20分、OHマネのドリブルから左SHタディッチがシュート。DFに当たってバウンドしたボールにマネがオーバーヘッドシュート。30分、チェルシーが右SBイバノビッチのクロスからCFジエゴ・コスタがヘディングシュートすると、サウサンプトンも直後の30分、CFロングのポストプレーから左に流して左SHタディッチがシュート。GKクルトワがファインセーブする。
 さらに31分、左SBバートランドが左SHタディッチとのワンツーでライン際に深く切れ込むと、クロスにCFロングがシュート。GKクルトワがセーブ。35分には右SHデービスの縦パスをCFロングが落とし、OHマネがシュート。またもGKクルトワがナイスセーブ。チェルシーアディショナルタイムに、CHファブレガスの長いスルーパスをCFジエゴが胸で受けてミドルシュート。前半はサウサンプトンが面白いように攻撃を繰り出し、チェルシーは防戦一方。前半は1-1のドローで終えた。
 後半2分、CBアルデルウェイレルトの強烈なFKがチェルシー・ゴールを襲う。GKクルトワがナイスセーブ。はね返りをOHマネがオーバーヘッドシュート。後半になってもサウサンプトンが元気いい。守備ではしっかりとブロックを作ってチェルシーの攻撃をジエゴ・コスタのヘディングシュートだけに抑え、ボールを奪えば一気にカウンター。中盤ではシュネイデルランとワンヤマのCHが効いて、ファブレガスやアザールにパスを出させない。8分には右SHアザールのドリブルからCFジエゴ・コスタが落とし、左SHウィリアンがシュートチャンスを窺うがチェックが厳しい。CHファブレガスに渡ったところで潰された。
 チェルシーは8分、2枚目のイエローカードを嫌って、CHマティッチをラミレスに交代する。12分にはCKから右SHウィリアンがシュート性のクロス。CFジエゴ・コスタがシュートを放つが、ポストを叩く。13分、左SHアザールのドリブルからのクロスにCFジエゴ・コスタが胸トラップからオーバーヘッドシュート。サウサンプトンも17分、右SBクラインのクロスに左SHタディッチがポストになって、落としたボールをCFロングがシュート。DFに弾き返される。
 26分、サウサンプトンはデービス、タディッチに代えて、右SHウォードプラウズと左SHジュリッチを投入。27分、左SHアザールから右に展開、右SHウィリアンのクロスにOHオスカルがヘディングシュート。GKフォースターがナイスセーブ。こぼれ球を狙ったアザールのシュートもGKフォースターがセーブした。30分には左SHアザールのスルーパスにOHオスカルが抜け出すが、シュートはまたもフォースターがナイスセーブ。36分、ゴール前でDFのクリアミスを拾ったCFジエゴ・コスタがシュートするも枠を外す。
 チェルシーは37分、オスカルに代えてFWレミ。さらに38分、ウィリアンに代えて右SHクアドラドを投入する。サウサンプトンも38分、ロングに代えてCFペッレを投入した。その後は41分、ファブレガスのサイドチェンジから右SHクアドラドのシュート。45分、左SBアスピリクエタミドルシュート。さらにCKからFWレミのシュートをGKフォースターが弾き返す。さらにCBテリーがシュート。だが最後までサウサンプトンが守り切る。
 結局、前半の1-1のままのドローだったが、面白いゲームだった。特にサウサンプトンのOHマネを中心とした素早いカウンターと堅い守備にはワクワクさせられた。年明け後、じりじりと順位を落として7位まで下がったサウサンプトンだったが、まだまだ十分上位を狙える。さらなる活躍を期待したい。