とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ 第33節 チェルシー対マンU

 首位を独走するチェルシーを追う3チームのうち、マンCは調子を落とし、ついに4位まで後退してしまった。逆に連勝で順位を上げてきたのがマンUアーセナルチェルシーにとっては第33節、第34節と好調なこの2チームとの対戦が続く。まずはマンUとのホームゲーム。
 このところキャリックをアンカーに据えて、ルーニーをワントップにする4-1-4-1の布陣で6連勝と波に乗っているマンUだったが、前節のゲームでキャリックが負傷。加えて、ロホ、ジョーンズ、ブリントと守備陣にもケガ人が続出。このため、エレラをアンカーに下げて、ルーニーを1列降ろし、ファルカオがワントップを務める布陣で先発した。対するチェルシージエゴ・コスタとレミがケガ。久しぶりにドログバがワントップを務め、ファブレガスを1列上げてのトップ下。CHにはマティッチとズマという守備力の高い二人を並べた。
 開始4分、怪我から癒えて久しぶりに左SBで先発したルーク・ショーが左サイドを深くえぐりクロスを入れると、OHルーニーがシュート。わずかにポストの左に外す。対するチェルシーは8分、CHマティッチから左に展開。左SHアザールのスルーパスにOHファブレガスが走りこむが、GKデヘアがセーブ。12分にはCHエレラのミドルシュート。13分、CBマクネアーのミドルシュートと前半はマンUが積極的にパスを回して攻めていく。これに対し、チェルシーはマティッチ、ズマのCHでがっちりと受け止め、守っていく。
 そして38分、マンUのCBスモーリングからの縦パスをCFファルカオが受けたところにチェルシーのCBテリーがプレスをかけてボールを奪うと、OHファブレガスが拾って縦パスに右SHオスカルが走りこむ。ヒールで落としたパスを左SHアザールが前に運び、GKデヘアの股間を抜くシュート。チェルシーが先制点を挙げた。
 マンUアディショナルタイム、MFフェライニからのパスをOHルーニーがワンタッチでスルーパス。左SHヤングが走り込んでヘッドで落とし、CFファルカオがシュート。だがGKクルトワが先に飛び出し、クリア。前半は1-0チェルシーのリードで折り返した。
 後半になってもマンUが積極的にパスを回し攻める。対するチェルシーは守備からカウンター。9分、CHエレラからの縦パスをCHマティッチがカット。スルーパスにCFドログバが走り込んでクロスを入れる。左SHアザールのシュートはバーを叩いた。16分、マンUの右SBバレンシアのクロスを右SHマタが落とし、CBマクネアーが強烈なミドルシュート。GKクルトワがナイスセーブを見せる。さらにその流れから左SBショーがドリブル。クロスに右SHマタがシュートするも、右SBアスピリクエタがブロック。19分には左SBショーのクロスをMFフェライニが落とし、OHルーニーミドルシュート。枠を外す。
 守るチェルシーは22分、右SHオスカルに代えてラミレスを投入。22分CFファルカオ、23分OHルーニーミドルシュートを放つが、ゴールは決まらない。25分には左SHヤングと右SHマタに代えてディマリアとヤヌザイを投入する。26分、MFフェライニのクロスにCFファルカオが飛び込むが、CBケーヒルがブロック。チェルシーの守備が堅い。32分、左SBショーのクロスにCFファルカオがシュート。ポストにはね返される。38分、ディマリアのCKからMFルーニーがヘディングシュート。枠を捉えられない。アディショナルタイムにはMFミケルと左SHウィリアンを投入。時間もしっかり使い切ってゲームセット。1-0でチェルシーが勝利した。
 これでチェルシーは次節で2位アーセナルに勝利すれば、残り1勝で優勝できるところまで近付いた。一方、アーセナルも依然好調ぶりを維持している。堅いチェルシーの守備を破ることができるのか。次節、いよいよ今シーズン最大の見せ場がやってくる。って、もう明後日のことか。これは絶対観なくては。