とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

Jリーグ 第15節 山雅対FC東京

 来週は国際AマッチデイでJリーグは2週間中断。レッズが勝利してガンバが負ければ今節でファーストステージの優勝が決まる。NHK-BS1ではレッズのゲームの中継があったが、優勝シーンは見たくないので山雅対FC東京のゲームを観た。FC東京も武藤の移籍が決まり、FC東京の武藤が見られるのも残り3試合。武藤や太田、権田との代表組が顔をそろえるFC東京に対して山雅がどんな戦いを見せるか。そのふんばりを期待した。
 FC東京はCB森重が出場停止で代わりに丸山が先発。米本、羽生、河野とケガで、左SHに橋本。FWにはラサッドと初先発が3人もいるフレッシュな陣容だ。序盤からホームの山雅が積極的に攻めていく。9分、CB大久保から大きく右サイドに展開すると、右SH岩上のクロスに左SH前田が走り込む。わずかに届かずGK権田がセーブ。
 FC東京はなかなかシュートも打てない。17分、右SH三田のミドルが初シュート。しかし山雅の攻撃も決定力に欠ける。ようやく27分、FC東京のCB丸山から見事なフィード。左SB太田が上がってクロスに左SH橋本が走り込んで足先を伸ばす。つま先で捉えたボールがネットに突き刺さる。ゴール。FC東京が先制した。
 先制後はFC東京ペース。30分にはCH梶山の縦パスをFWラサッドがワンタッチでポストプレー。左SH橋本が抜け出してシュートを放つ。そしてアディショナル3分、CB丸山のフィードにFW武藤が飛び出してドリブル。CB大久保を抜いてPA内に侵入して弾んだボールが大久保の手に当たる。PK。これを武藤が決めて、前半のうちにFC東京が2点のリードを奪った。
 しかし後半に入ると山雅が反撃する。まずは11分、左WB岩沼に代えて飯尾を投入。13分、岩上のCKからこぼれ球をCH岩間がミドルシュート。そして18分、右SH岩上のロングスローをCFオビナがヘディングでつなぎ、CB大久保がオーバーヘッド。これが決まり、山雅が1点を返す。
 するといよいよ山雅が前掛かりに攻めてくる。FC東京は19分、FWラサッドを林に交代。23分、岩上のショートCKからWB飯尾がクロス。CB大久保がボレーシュート。DFのクリアを右SH岩上がヘディングでクロスを入れると、CFオビナがヘディングシュート。しかしGK権田がキャッチする。FC東京は27分、左SH橋本に代えて右SH松田を投入。三田を左SHに回す。28分、右SH岩上のクロスにCFオビナがミドルシュート。しかしGK権田がセーブ。32分、CH岩間に代えて右SH阿部を投入。
 35分、FC東京がFW武藤のドリブルから左SH三田がシュートを放てば、山雅も36分、右WB田中のクロスをCFオビナが落とし、CH岩上がミドルシュート。37分、GK権田のフィードからFW武藤がドリブル。ヒールで落として左SH三田がシュート。すると41分、山雅もCH岩上のロングスローにCFオビナがヘディングシュート。お互い中盤が空いて、カウンターの応酬となる。
 アディショナルタイム3分、右WB田中のクロスにCB大久保とGK権田がもつれ、こぼれ球をCB酒井がシュート。GK権田がセーブ。はね返りを左WB飯尾がシュート。しかしふかしてしまう。6分にも右WB田中のクロスを左WB飯尾が落とし、右SH阿部がシュート。しかしGK権田がセーブ。最後まで追加点が挙げられず。このままタイムアップ。2-1でFC東京が勝利した。
 前半を終わった時点ではFC東京の方がシュート数で上回っていたが、終わってみれば山雅の方が上回る。もう少し決定力のある選手がいれば、もう少し個人技で突破できる選手がいれば、岩上の孤軍奮闘という感じもするが、それでもそのがんばりは伝わる。グランパスの選手たちに教えてやりたいようなサッカーだ。