とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

悪夢の6月

 4月になって役職が変わり、格段に忙しくなった。それでも4月・5月は慣れない仕事に緊張しつつも、大きなミスがないように慎重に行動し大過なく過ごしてきた。今思えば6月3日に投身自殺直後の現場を目撃。担架で運ばれる死者の姿を見たことが悪夢の始まりだったのだろうか。その日の夕方観戦したグランパスのゲームはヴィッセルに0-4と完敗した。
 翌週の8日から社長レクなど重いスケジュールが目白押し。それでも何とか10日までは順調に職務をこなしていた。ところがその夕方、重要顧客からクレームの電話がかかってきた。本来の担当者や課長が不在の中、突然の怒りの電話に平身低頭しつつ対応。電話だけでは怒りは収まらず、翌日尋ねた担当課長が夕方戻ってきて「私を出せと言っています」と言う。顔を会わせれば何とかなるかと思い、金曜日に会いに出かけたが、怒りが収まらないまま1時間半。夜には別の重要な会合があって、気の休まる暇もないままその週を終えた。
 しかし週末に家にいても、クレーマー氏の言動に腹が立って腹が立って、眠れぬ週末を過ごす。こちらのミスとは言え、あまりの言いよう。そして無理難題。
 ところが翌週になってさらに事態は暗転する。クレーマー氏からさらにミスがあったと重ねてのクレーム。しかし何があったのか詳細は語らず「明日出て来い」というばかり。翌日、担当課長他が駆けつけて状況を確認するが、どうやら原因はクレーマー氏のクレームが誘引となっている可能性がある。翌週の重要会議に向けた準備もある中、どう対応しようかと迷ってしまう。結局、水曜日にもう一度クレーマー氏と会談。ただし「今回のミスはあなたにも原因の一端がありそうですよ」と冒頭に告げて、前回ほどひどいことにはならずに終わった。取りあえずよかった。
 そんな突発事態がなくても6月は忙しい。翌週22日から最重要会議が3日間。何とか前週のうちに準備を終え、本番に突入。その間、社長レクなどもあったが何とか無事こなした。
 そして最後は30日。この日に最後の重要会議が予定されていた。そのための準備も担当課長以下で進めていたが、24日の重要会議での私の発言が予期せぬ反応を呼び、30日の重要会議に向けて追加の対応を求められる事態となる。やれやれ。金曜日に作戦会議を開いて対応策を練る。月曜日は午前中、下調整を重ね、午後も夕方遅くまでほぼ缶詰状態での作戦会議。正直、頭ふらふら。それでもこうした対応が功を奏したか、30日当日は何とか大きな破綻もなく、無事会議を終了した。よかった。ほっとした。
 そんな状態の中、唯一のストレス解消がサッカー観戦。なでしこの勝利がどれだけ心を癒してくれたことか。それでもこの超多忙・超ストレス状態もようやく30日で終わった・・・はず。気持ちを緩めるとまたどんな突発事態があるかわからないから、もちろん今後も細心の注意を払って仕事を進めていこうと思っているが、まずは一段落。ああ、よかった。さっそく休暇を取ってリフレッシュしよう!