とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

Jリーグ 第2ステージ第3節 レイソル対フロンターレ

 ACLでは順調にグループリーグを突破したのに、リーグ戦ではなかなか成績が上がらないレイソル。第2ステージに入ってもFWレアンドロが抜けて1勝1敗。苦しい戦いを強いられている。対するフロンターレは第1ステージから連続して4勝1分。先日観たドルトムント戦は褒められたゲームではなかったが、公式戦では快調に勝利を積み重ねている。
 序盤、ホームの声援に押されてレイソルが攻め込むが、フロンターレもすぐに反撃。互角の展開が続く。5分、MF中村堅剛のスルーパスに抜け出したCF大久保はうまく合わなかったが、右SBエウシーニョが走り込んでシュート。バーを叩く。一方レイソルも9分、左SH武富のクロスにCF工藤がシュート。枠を外す。
 その後も交互にチャンスを作っていく。11分、田坂のFKが壁に当たってこぼれたところをCF大久保がシュート。GK桐畑がファインセーブ。14分、右SHクリスティアーノが中にドリブルして左サイドに流すと、左SB輪湖のクロスをMF大谷が落とし、左SH武富がミドルシュート。GK新井がセーブする。そして15分、CH茨田の縦パスを右SHクリスティアーノが落とすと、MF小林のスルーパスにうまくCF工藤が抜け出してシュート。レイソルが先制点を挙げた。
 フロンターレも21分、中村堅剛がミドルシュート。しかしGK桐畑の正面。24分には憲剛のクロスに左SH杉本がヘディングシュート。フロンターレがパスを回して押し込むが、前線で連動した動きに乏しく足元でボールをつなぐばかり。一方、レイソルは中盤からのプレスがすばらしい。フロンターレのアンカー大島にプレスをかけてフロンターレの攻撃を分断し、ボールを奪っては攻め込んでいく。
 28分、右SHクリスティアーノのクロスからCH茨田がシュート。右SHエウシーニョがブロックする。30分にはCH茨田の落としからCF工藤がドリブルで突破してシュート。枠を外す。フロンターレも30分過ぎ位から中村堅剛をやや下げてダブルボランチにしてようやくペースを取り戻す。34分、MF森谷から左に流し、左SB小宮山のクロスにCF大久保がシュート。しかしGK桐畑がファインセーブ。35分、CB谷口の長い距離のスルーパスにMF森谷が抜け出してシュートを放つが、GK桐畑がセーブした。前半は同じ4-1-4-1の布陣ながらレイソルのプレスが上回り、レイソル1点リードで折り返した。
 フロンターレは後半頭から左SH杉本に代えてCB井川を投入。森谷と田坂をCF大久保の左右に並べる3-4-3に変更する。そして序盤一気に攻勢をかける。1分、憲剛がミドルシュートを放つと、2分には右WBエウシーニョのクロスを左WB小宮山が落とし、CH大島がミドルシュート。3分、CH大島の縦パスをCF大久保が落とし、CH憲剛のスルーパスに左FW田坂が抜け出しシュート。しかしGK桐畑がナイスセーブ。この日のGK桐畑が当たっている。よくフロンターレのシュートをセーブした。
 16分には左FW田坂がドリブルでDF3人を突破。クロスを右WBエウシーニョが受けてシュートを窺うが、横にパス。CH憲剛とタイミングが合わずシュートは大きく枠を外す。20分、CF大久保のクロスにCH憲剛がシュート。
 レイソルは22分、MF小林に代えて左SH太田を投入。武富をFWに上げて4-4-2の布陣にしてプレスを保つ。30分にはCH茨田のスルーパスに抜け出したFW工藤がシュート。しかしうまく当たらない。フロンターレが攻めるが、レイソルもしっかり守ってカウンターを狙う。31分には右SHクリスティアーノミドルシュート。GK新井がナイスセーブを見せる。フロンターレも33分、森谷のFKにGK桐畑がナイスセーブ。
 36分、フロンターレは森谷に代えてFW船山。レイソルは茨田に代えてCH栗澤を投入。守りを固める。37分、左WB小宮山のクロスにCF大久保がシュート。しかしこれもGK桐畑がナイスセーブ。41分、左WB小宮山の縦パスを受けた左FW田坂のスルーパスから右FW船山がシュート。しかしこれもGK桐畑がストップした。結局最後までレイソルの堅守を崩せず1-0。レイソルが前半の1点を守り切って勝利。第2ステージ2勝目を挙げた。
 第1ステージもけっこういいサッカーをやっていたという印象があったが、やはりACLとの連戦は厳しかった。それでもきっちりとACLグループリーグを突破して、こうして第2ステージで調子を上げてくるのはさすがレイソル。好ましい。第1ステージ優勝したどこかのチームとは大違い。今後も吉田監督の手腕に期待したい。