とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

Jリーグ 第2ステージ第4節 ヴィッセル対ガンバ

 宮間の「女子サッカーを文化に」という発言をあれだけ取り上げたのに、なでしこリーグを一切放映しないTV。見たいけど見られない。今は週1回1ゲームのJリーグで我慢している。昨日の放送はヴィッセル対ガンバ。グランパス相手に痛恨の逆転負けを喫して以後は2引分け。イマイチ乗り切れないガンバに対してヴィッセルは第1ステージから連続して6戦負けなし。第2ステージは2勝1分の2位と好調だ。
 その勢いのまま、序盤はホームのヴィッセルが攻め込んでいく。2分、CH森岡のスルーパスに抜け出したCFレアンドロからクロスがゴール前を横切る。CFレアンドロがトップでよくボールを収め、CH森岡が落としたボールをさばいて、クロスやスルーパスがゴール前に入っていく。11分にはFWリンスのドリブルをCH森岡がナイススライディングで奪うと、縦パスを受けたCFレアンドロが反転してシュート。DFに当たってコースが変わり、あわやGK東口がファインセーブを見せる。
 しかしその直後の12分、中盤で一瞬フリーになったCH遠藤がFKのようなミドルシュート。これが見事に決まり、ガンバが先制点を挙げた。ヴィッセルも17分、CHチョンウヨンのCKにFW渡邉がヘディングシュート。枠を捉えられない。ガンバも18分、FWリンスからのパスを受けたFW宇佐美が反転してDFの間を抜け、PA内に切れ込みシュート。DFがブロックしたが、宇佐美がキレキレだ。
 そして24分、中盤でルーズになったボールに右SH阿部がスライディング。やや遅れて左WB相馬も走り込むが、足の裏を見せたスライディングが阿部の身体に入る。ファール。一発レッドカードで退場。芝に滑りすぎてしまった結果のファールに対して厳しすぎる判定ではなかったか。ヴィッセルが一人少なくなってしまった。
 ヴィッセルは4-4-1の布陣として何とか踏ん張るが、その後はガンバ・ペースとなる。29分、FW宇佐美が反転からミドルシュート。37分にも宇佐美がドリブル突破でPA内に侵入しクロスを入れる。ゴールがほしいヴィッセルは41分、高橋祥平に代えて左SB安田を投入する。するとアディショナルタイム3分、チョンウヨンのCKをファーで左SH渡邉が折り返し、CB増川がシュート。前半のうちに同点に追い付いた。
 気持ちが伝わるヴィッセルの奮闘。だが、後半序盤はガンバが攻勢をかける。2分、右SH阿部がドリブルで持ち込んでシュート。GK山本がナイスセーブ。3分、右SH阿部の縦パスを飛び出したCH今野が落とし、阿部がシュート。GK山本がセーブ。4分にはFW宇佐美がミドルシュート
 しかしヴィッセルも負けてはいない。5分、CH森岡のパスを受けて左SH渡邉がミドルシュートを放つと、その後はお互い互角の展開。よく攻め合うが、なかなかゴールは生まれない。12分、ガンバがFWリンスに代えてパトリックを投入すると、ヴィッセルも右SHマルキーニョスに代えてCH三原を投入し、森岡を右SHに上げる。ガンバは15分、右SH阿部に代えて倉田。
 膠着した展開が続くが32分、ガンバのスローインからFW宇佐美が縦にパスを入れると、CH遠藤が飛び出し落としたボールに宇佐美がミドルシュート。タイミングをずらした宇佐美らしいシュートがネットに突き刺さる。ガンバがついに勝ち越した。
 ヴィッセルは35分、左SH渡邉に代えて石津を投入。アディショナルタイム2分、右SH森岡の縦パスから左SH石津がミドルシュート。しかしGK東口が正面でキャッチ。アディショナルタイム5分、左SH石津が懸命のドリブルでゴール前に迫りシュートを放つが、これもGK東口がキャッチ。最後まで執念を見せたヴィッセルだったが、レッドカード退場が響いた。運動量で上回ることができず、宇佐美の技術の前に力尽きた。残念。
 第2ステージはサンフレッチェが4連勝。第1ステージ優勝のレッズは昨日もグランパスに敗戦し連敗。ガンバ、レッズと強敵相手に勝利を挙げてグランパスががんばっている。まだ先は長いが、東アジア選手権を挟んで厳しい日程が続く。暑さとともに第2ステージ序盤をいかに乗り切るかが第2ステージの行方を左右する。みんながんばってほしい。とりあえず8月12日マリノス戦のチケットは確保した。それまで僕はTVの前で涼しい顔をしてゲームを楽しんでいる。もっと中継をしてくれればいいのに。