とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第1節 マンU対トットナム

 いよいよプレミアリーグが始まった。カナダ女子W杯が終わってから寂しい毎日。Jリーグが日曜開催の週などは週末をろくでもないTVを見て過ごした。でもヨーロッパリーグが始まってみればこれが大変。東アジア杯最終戦の前にマンUトットナムの好ゲームをさっそく堪能した。これを見るとアジアのゲームなど見られなくなるぞと心配しながら。
 マンUが大幅にメンバーを交代した。いや数えてみればファンペルシーとディマリア、ファルカオ位のものだけど、OHデパイ、CHシュネイデルラン、右SBダルミアンと新加入選手をさっそく起用し、しかも彼らがしっかりと活躍した。
 とは言っても序盤はトットナム・ペース。前半5分、左SHチャドリから中へのパスを受けたCFケインがループパス。OHエリクセンが抜け出してGKと一対一。しかしシュートはわずかにバーの上に外す。18分にはOHエリクセンから右斜めに裏へ抜けるパス。右SBウォーカーが走り込むが、GKロメロの飛び出しが早くクリアされる。GKはアルゼンチン代表ロメロが先発。ほとんどDFと合わせていないようで連携はイマイチのシーンが何度か見られる。21分にはOHエリクセンが右にスルーパスオフサイドぎりぎりにOHケインが受けると、DFラインの裏にスルーパス。右SHデンベレが走り込むが、今度はオフサイドの判定。微妙。
 ここまでほとんどいいところがなかったマンUだが、21分、CHベンタレブの縦パスを右SHマタがカットすると、OHデパイに預け、右に展開。SHヤングが走り込み、クロスを入れるとCFルーニーがフリー。トラップしたところに後ろから駆け付けた右SBウォーカーが突いて、そのままゴールに流し込んでしまう。オウンゴールマンUが先制する。
 すると一転、ゲームはマンUペースになる。26分、OHデパイがドリブルで前に進み、CFルーニーとのワンツーでさらに走り込むと、左に展開。左SHヤングがクロス。ここはDFがクリア。28分には左SHヤングのクロスにOHデパイがミドルシュート。実はこれがマンUの初シュート。DFがブロックする。しかし先制後はマンUのプレスが速い。トットナムがパスをつなげなくなり、押し込まれる。36分にはCBアルデルウェイレルトの縦パスをCHシュネイデルランがカット。おお、昨シーズンまでサウサンプトン同士ではないか。右に展開すると、右SHマタがドリブルで中に切れ込んでシュート。枠を外す。マンUの前半のシュート数はわずかに5。しかも枠内シュートはゼロながらオウンゴールで1点先制して前半を終えた。
 後半も引き続きマンUのプレスが高い。トットナムは前半途中からチャドリとエリクセンの位置を入れ替え、チャドリをトップ下に置くが、なかなか攻撃で打開ができない。8分にはCHベンタレブに代えてメイソンを投入する。するとマンUは15分、CHキャリックに代えて新加入シュバインシュタイガーを投入。こうした采配はさすがファンハール。するとシュバインシュタイガーもさっそく彼らしい働きを見せる。
 20分、CFルーニーのクロスにCHシュバインシュタイガーがゴール前まで上がっていく。DFがクリアするが、はね返りを左SHヤングが拾ってミドルシュート。何とかGKフォルムが抑える。23分、OHデパイに代えてエレラを投入。トットナムも24分、右SHデンベレに代えてラメラを投入し、反撃にかかる。
 40分、CBアルデルウェイレルトからの長いサイドチェンジに左SHエリクセンが走り込んでシュート。GKロメロがセーブ。43分、エリクセンのFKからCFケインがヘディングシュート。これもGKロメロがセーブ。そしてCKからこぼれ球を拾ったCHメイソンがゴール前にクロスを入れると、CFケインがヘディングで落とし、右SHラメラが流して左SHエリクセンがシュート。しかしこれもGKロメロがナイスセーブした。
 結局最後までマンUの堅守を崩せない。1-0。オウンゴールでもらった点を守り切ってマンUがホーム開幕戦を白星で飾った。今年のマンUはなかなかやりそうだ。チームがうまくまとまっている。特に守備がしっかりしている印象。このゲームには出場していないが他にもフェライニやロホなども健在で、メンバーは豊富だ。チェルシーが引分けスタートの中、マンUはいいスタートを切った。