とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

組織をサッカーチームになぞらえる。

 清水英斗の「サッカーは監督で決まる」を読んだ。サッカー監督にもいろいろなタイプがいて面白いなあ。サッカー監督の姿を見て組織のリーダー像を語るといった類のことは、これまでも岡田監督や佐々木監督を引用して多くの本が出ている。もちろんそれらを一冊も読んだことはない。人それぞれ合うやり方があるし、真似ようと思っても簡単に真似られるものではない。それよりはこれまでの自分のやり方に自信を持ったほうがいい。
 なんて書きつつ、最近思っているのが「『偽の9番』組織論」。けっこう自分は席に座っておらず、フラフラと担当者のところに行って話をすることが多い。もちろん相手やタイミングには気を遣い、上司へ言うべきときと部下でも大丈夫な話は使い分けている、つもり。それでこれってメッシみたいだなと思ったのが「『偽の9番』組織論」。
 もっともそれでいざという時にメッシのように単騎突破でゴールを挙げられればいいのだが、ゴールはゆずってしまうのが生来の弱さ。一方、隣の課長は興梠みたい。小さい身体ながらしっかりと収めて的確にパスを散らし、しかもゴール前に詰めていく。シュート技術も的確。さすが大組織の長は違う。ビッグクラブのレッズみたい。
 そう思ってみると組織にもいろいろなタイプがある。2トップでうまくコーディネーションできている課もあれば、トップと中盤の役割分担が不明確で部下が混乱している課もある。やはりトップとNo.2の役割分担は大事なようだ。そこにトップ下やサイドハーフサイドバックからクロスが入り、守りはCBを中心にがっちりと固め、ボランチが柔軟に組織を運営する。自分も実はボランチ・タイプだと思うんだけど、どうかな。いや、ボランチというのはあこがれで、実は学生時代はDFでした。シュートが下手なのはそのせいなのよ。ごめん、ごめん。