とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第21節 トッテナム対レスター

 3日前のFA杯で同じ対戦となったゲームで後半から出場してゴールを挙げた岡崎。リーグ戦では久しぶりに先発で出場した。相手のトッテナムはこのところ3勝1分と勝ち点を重ね、4位まで上がってきた。逆にレスターは3戦ノーゴール。アーセナルに首位を明け渡して、いよいよ順位を落としていくのか。年が明けて出場ゲームに対する考え方を変えたといわれる岡崎の動きに注目した。

 序盤、レスターが前から積極的にプレスをかける。しかし2分、OHエリクセンミドルシュートを放つと、6分には左SHアリが切れ込んでのミドルシュートトッテナムがパスをつないでポゼッションを高め、次第に前へ出てくる。11分にはラメラのCKからCBアルデルウェイレルトがヘディングシュート。GKシュマイケルがナイスセーブで弾き出す。

 レスターも18分、GKロリスに対してFW岡崎がプレスをかけると、クリアボールを左SHオルブライトンが拾ってクロスにFWバーディーがシュート。DFのはね返りを岡崎がシュートする。23分にもCHドリンクウォーターの長いスルーパスに走り込んだCHカンテのクロスをFW岡崎が反転トラップで前を向く。DFに当たってこぼれたボールにカンテがミドルシュートを放つが、大きく枠を外した。

 岡崎は以前のように中盤深くまで下がって守備をすることなく、高い位置で待ち構えることが多い。もちろん早いプレスや運動量は健在だが、できるだけゴールに近いところで仕事をしようと心がけている感じ。26分には左SBフックスのスローインに走り込んだFW岡崎がヘディングで落とし、CHドリンクウォーターがミドルシュート。しかしGKロリスのファインセーブで弾き出された。

 トッテナムも31分、OHエリクセンミドルシュート。GKシュマイケルが好セーブを見せるが、その後はトッテナムが攻勢。しかしレスターも粘り強く守り、反撃を試みる。前半はスコアレスで折り返した。

 後半に入ると一転。今度はレスターが攻勢をかける。5分、CHドリンクウォーターのミドルシュートから得たCKの流れから、左SHオルブライトンがクロス。FW岡崎が収めてFWバーディーがシュート。しかしDFにブロックされた。16分にはトッテナムの右SBウォーカーのバックパスをFWバーディーがカットしてゴール前に迫るが、飛び出したGKロリスがナイスブロック。直後の17分にはトッテナムも右SHラメラのスルーパスにCFケインが抜け出しGKと一対一になるが、シュートはGKシュマイケルが右手に当てて、バーを叩いてはね返った。お互いチャンスを決めきれない。

 26分、レスターがFWバーディーに代えてウジョアを投入すると、トッテナムもOHエリクセンに代えてデンベレを投入。30分、左SBデービスのクロスに右SHラメラのシュートは枠を外す。レスターも31分、FW岡崎から左に流し、左SHオルブライトンのクロスに右SHマレズがミドルシュート。DFに当たったこぼれ球をCHドリンクウォーターが縦パス。FW岡崎が落としてFWウジョアがシュートするも、これもDFにブロックされた。

 32分、レスターは岡崎をCHキングに代えて、ドリンクウォーターをアンカーに据える4-1-4-1に布陣を変更する。34分、左SHアリがドリブルからシュートを放つも、GKシュマイケルがまたもナイスセーブ。トッテナムも37分にはCHキャロルに代えてFWソンフンミンを投入。デンベレをCHに下げ、4-4-2の布陣とする。そして38分、レスター左CKのチャンスを左SBフックスが蹴ると、PAやや下がり目にポジションを変えたCBフートがフリーになって狙い澄ましたヘディングシュート。これが決まりついにレスターがゴールを挙げた。

 その後はトッテナムの反撃をレスターが集中した守備で抑えきって1-0。久しぶりのゴール、久しぶりの勝利を挙げて、再び首位アーセナルに勝ち点で並ぶ2位をキープした。まだまだレスターは終わりじゃない。バーディー、マレズのゴールラッシュは終わったが、二人の活躍で勝ち点を積み上げているうちに、中盤からDFの守備が格段によくなった。失点もこれで3試合ない。バーディーとマレズへのマークがきつくなる中、いよいよ岡崎の活躍が期待される状況になった。チャンスだ、岡崎。ぜひとも期待に応えてゴールを量産してほしい。今後の活躍を期待する。