とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ニットベストはダサイ?

 冬になると毎年、スーツの下にニットのベストを着込む。朝の自転車通勤での防寒対策でもあるし、職場は暖房が効いているとはいえ、上着なしでは寒く、でも上着を着ていると肩が凝る。ベストを着ればちょうど良い。それでもう十年以上も前から冬はベスト着用と決めている。

 ところが先日、もう退職した先輩に夜の新年会で会った際に、「ベストはかっこ悪いからやめろよ」と言われた。え、そうですか! ダサい? 失礼な服装? そうだったのか。暖房がよく効いている席ではベストを脱ぐこともあるけれど、かっこ悪いとは思わなかった。言われてみれば、公式の席でニットのベストを着ている人はいない。スーツに付属のベストならいいのかもしれないが、ニットではカジュアル過ぎるかな?

 その先輩はいつだったか、課長に昇進したときに髪をオールバックにして出勤してきた。「その髪型はどうしたんですか?」と聞いたら、「この方が課長らしく威厳があると思って」という返事。その後も打ち合わせの際にジョークを言って笑っていたら「外の声を気にしろ」と注意されたこともある。謹厳実直なタイプ。それに引き換え、私は常識に欠ける優柔不断タイプ。昇進したとはいえあまり仕事のスタイルを変えても自分が窮屈なだけなので、なるべくこれまで通りでいようとしている。もちろん一般常識の範囲内で、フォーマルな時にはダークグレーのスーツを着るなど気は使っているつもりだったけど、ニットのベストもNGだったのか。やはり常識がないのかなあ。悩んでしまった。