前節ストークに勝利して、2位マンCに勝点差3を付けて首位に立ったレスター。今節からリバプール、マンC、アーセナルという強豪との3連戦が始まる。その初戦、リバプール戦。先発は4戦連続して同じメンバー。岡崎もすっかり先発に定着した。
2分、CBフートの縦パスをFWバーディーが落とし、FW岡崎がつないで右SHマレズがミドルシュート。序盤からレスターらしい攻撃の連携が見られる。対するリバプールもクロップ監督の下、前から積極的にプレスをかけてくる。4分、左IHエムレ・ジャンがミドルシュート。しかしリバプールのプレスはボールを奪ってもつながらない。レスターの方が前への意識も高く、攻撃陣の連携ができている。
8分、右IHヘンダーソンからCHドリンクウォーターがボールを奪い、FW岡崎が左に流して、FWバーディーのクロスに岡崎がヘディングシュート。GKミニョレの正面。ナイスセーブで防がれた。11分にはリバプールも左SBモレノのドリブルから戻しのパスを左SHミルナーがクロス。右IHヘンダーソンのヘディングの落としを左IHエムレ・ジャンがボレーシュート。GKシュマイケルがファインセーブ。しかしその前にジャンのポジションがオフサイドだった。
FW岡崎が前線でバーディーやマレズとの連携もよく、積極的に動き回る。動きにキレがあり、ゴールへの意欲も高い。15分にはFWバーディーのスルーパスにFW岡崎が走り込むが、わずかに届かなかった。30分前後にはリバプールがセットプレーの連続から攻め込むが、レスターもしっかり守る。35分、リバプールのスローインをFW岡崎が奪い、FWバーディーへつないで、DFとのこぼれ球から右SHマレズがミドルシュート。GKミニョレのファインセーブに阻まれる。リバプールも39分、CFフィルミーノのポストから左に流し、左SBモレノがミドルシュートを放つが、大きくふかしてしまう。リバプールはセットプレー以外ほとんど攻め手がない。レスターがしっかりと守り、攻撃でもリズムを掴んで攻めていく。前半はスコアレスで折り返したが、全くのレスター・ペースだ。
後半3分、左SHミルナーの縦パスを右IHヘンダーソンが落とし、左IHエムレ・ジャンがミドルシュート。ポストの左に外れる。後半序盤、リバプールが積極的に攻めてくる。しかし6分、今度はレスター。CHドリンクウォーターの縦パス、FW岡崎の落とし、右SHマレズの縦パス、CHドリンクウォーターが上がってクロスと流れるようなポス交換から、クロスがDFにあたってこぼれたところをFW岡崎がループシュート。やや浮いてバーの上を越えたが、見事なレスターの攻めだった。
そして15分、レスターは押し込まれた状況から右SHマレズが大きくフィード。これにFWバーディーがうまく抜け出し、ボレーシュート。これが見事に決まり、レスターが先制点を挙げる。追い付きたいリバプールは21分、FWベンテケを投入し4-4-2にして攻めるが、レスターの守備がしっかりしている。25分には岡崎がPA内でCHドリンクウォーターのパスに反応し抜け出しかけて倒れるが、PKは取ってもらえず。しかし26分、FW岡崎がPA右側少し手前から積極的にミドルシュートを放つと、DFに当たったボールがちょうど左側にいたバーディーへのスルーパスとなってシュート。レスターが追加点を挙げた。
リバプールは30分、CHジャンに代えてアレンを投入。アレンがよく動いて運動量の落ちた他の選手のカバーをするが、レスターの守備は崩れない。42分にはFW岡崎を下げてCHキングを投入し守備を固める。そしてそのままタイムアップ。レスターが2-0で快勝した。
岡崎が非常にいい動きをしている。バーディーやマレズとの連携もよく、このまましばらくは先発出場を継続しそうだ。そうなると足らないのはゴール。次は首位決戦となるマンCとのアウェイゲーム。ここでゴールを挙げれば一躍ヒーローになれる。岡崎の活躍を期待したい。
