とんま天狗は雲の上

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Jリーグ第1節 FC東京対アルディージャ

 1日遅れて28日に行われたアントラーズ対ガンバの中継はTBSだけで、東海地方では放送してくれなかった。仕方なく、土曜日夜に行われたFC東京アルディージャのゲームを観た。アルディージャはJ2をぶっちぎりで優勝。その実力はあなどれない。一方、FC東京は武藤に続いて太田浩介とGK権田も移籍した。五輪予選で活躍した室屋に続いて、駒野もケガ。徳永を左SBに回し、右SBには本来MFの橋本拳人を起用した。右SHに水沼、FWには前田と並んでヴァンフォーレから加入した阿部が先発だ。

 序盤、アルディージャが積極的に攻め込んでくる。セットプレーが続いて4分にはCH岩上のCKにOH家長がボレーシュートを放つ。FC東京はようやく11分、左SB徳永のクロスをFW前田が落とし、左SH東がミドルシュート。しかし右SH水沼に当たってしまう。13分にはFW前田の落としからFW阿部がミドルシュート。GK塩田がナイスセーブ。アルディージャも14分、CFムルジャの落としから左SB沼田がミドルシュート。しかしアルディージャの攻勢もここまで。ようやく調子を戻してきたFC東京がここからはペースをつかんで攻めていく。

 27分、左SB徳永のパスから右SH水沼がスルーパス。FW阿部が抜け出すが、シュートはGK塩田がブロックした。33分には右SH水沼のFKからFW前田がヘディングシュート。38分、スローインからFW阿部がドリブルで持ち込み、戻しのパスを右SH水沼がクロス。左SH東がヘディングで落としてFW阿部がシュート。しかし枠を外す。アルディージャはようやく43分、CH岩上から右に流し、右SB和田のクロスにFWムルジャがヘディングシュート。アディショナルタイムには岩上のCKからムルジャがヘディングシュートを放つが、枠を捉えられない。前半はスコアレスで折り返した。

 FC東京は後半始めから右SH水沼を河野に交代する。さらに阿部と東のポジションをチェンジ。東をFWに上げる。7分、CH米本の縦パスに右SH河野が抜け出してクロス。FW東が飛び込むが、最後はDFがクリアした。8分にはCH米本がミドルシュートFC東京がパスを回して押し込み、アルディージャがひたすら守る展開。膠着状態が続く。FC東京は23分、東に代えて左SH中島を投入する。

 そして24分、右SB和田の縦パスにFWムルジャが走り込むと、CB丸山を突き放してクロス。OH家長のシュートはDFにブロックされたが、はね返りをCH岩上が押し込んだ。ゴール。何と終始押されていたアルディージャが先制点を挙げた。その後、FC東京が必死に反撃する。32分にはCH梶山に代えて田邉を投入。33分、左SH中島が切り返しから五輪予選を思い出させるミドルシュート。しかし枠を捉えられず。36分、CH田邉から右に展開。右SB橋本のクロスに右SH河野がシュート。しかしバーにはね返される。その後も43分、45分と左SH中島がミドルシュートを放つが枠を捉えられない。FC東京がパスを回し押し込むが、最後までアルディージャの堅守を崩せない。結局そのままタイムアップ。1-0でアルディージャが勝利した。

 アルディージャはCH岩上の加入が大きい。ムルジャも決定力があるし、守りがしっかりしていければ手ごわい相手となる。一方、FC東京は今シーズンも得点力が課題となりそうだ。タレントはいるだけに連携力の向上がカギか。個人的には田邉草民のブレイクを期待したい。